有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。
自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。
=コラム「投資家の欲望により歪んでいる株価を利益に換えたい」=
(有料メルマガ第396回・2016/8/30配信号)
※2016年8月現在の内容です。留意してお読み下さい。
【前略】
株式の動きをじっくり眺めることが出来る定年後の自由人は、前日と本日の自分の株式投資総額の増減を意識してしまい、株式投資総額が前日より増加していないと、満足しないで精神的にストレスを受けてしまうという人が増えてくると感じています。
自分自身でも将来に向けて大きく利益を上げるための我慢の時だと考えて、毎日の資産額の増減を意識しすぎないでおこうと努力していても、ついつい短期的に大きく上がりそうな銘柄に投資したいという欲望を制御することは、難しいな~と感じる日々が続きます。
【中略】
『資産額が増えることを勝ち』『資産額が減ることが負け』と考えて、毎日の総資産額を計算しては、毎日勝ち負けの星取り表をつけるようなことは、いまの日本株投資家にとっては精神的にすこぶる悪影響を与える行為でしかなくなりました。
【中略】
私がサラリーマンを卒業した51歳から目指した株式投資は、孫子のいうところの絶対不敗を目指したものでした。
もう少し具体的に書かないと理解しにくいと思うので、少し付け加えると、私が目指した不敗という状況とは『私が得られる賃貸不動産収入では年間生活費の500万円に足りない金額を株式投資の配当で確保すること』でした。
【中略】
従って家賃収入と株の配当で年間500万円を確保できれば、私にとって株式戦争で勝利できた(=負けなかった)ことになると考えるようになりました。
キャピタル・ゲインは一切生活費にはカウントできませんでした。
【中略】
優待について、その年に貰った優待はその年に消費するというルールだったので、金券や食品を貰えば、予定した生活費に余裕ができるので、旅行などに振り向けられる余裕資金が発生します。
だから優待はサラリーマン時代のボーナスのような役割を果たしてくれるもので、優待のおかげで、より余裕のある余暇活動ができることにはなります。
【中略】
このルールの良い点は今年のように株への投資元本が前年末比で大きく減少しても、我が家の生活費には影響を与えないことで、『負け』という判定を行わなくても良いことです。
投資元本の増減は株が乱高下する以上、当然に発生します。実際にリーマン・ショックや東日本大震災の時には今年以上に大きく株への投資資産額が減少したことはこのコラムにも書いてきました。
しかし資産の増減は生活費には影響を与えません。私の精神状態に負担を与えるだけで、生活には影響を与えないところが大事な点です。
もちろん投資を実行している(=株式戦争を指揮する)私は、いやというほど資産減少の痛みを痛感します。投資家としては痛みを感じなくては、減らした資金を取り戻すエネルギー、情念や、努力を生む力を作り出せません。この痛みは自分を奮い立たせて、努力を行わせるためにエネルギーに変わってくれます。
だから投資元本が残っている限り、投資元本を株式市場に預けたままにしておくことが可能となり、アベノミクスにより大きく日本株が上げた時に、8年間に我が家が使った全ての金額(=生活費+新車の購入費など使った全ての金額)以上の利益を確保することが出来ました。
孫子流に言えば『8年の間、とにかく不敗を続けてきたので、勝ち易いチャンスを生かして、大きな勝利を獲得できた』ということになると思います。
サラリーマンを卒業後の8年間では生活費として必要な500万円以上の家賃収入と配当収入を確保してきました。
孫子は『いにしえのいわゆる善く戦う者は勝ち易きに勝つ者なり』とも言っています。私も『勝ち易きに勝つのが、良い戦いかただ』と自分自身の株式投資のやり方を見直す日々が続きます。
自身でもよく間違えて勝ちにくい投資戦術、難しい投資戦術を選んでしまうことが多いので、毎日のように自分の投資の間違いをチェックして軌道修正するように努力を続けています。
【後略】
経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎
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また、コラムでは、「米国株が大きく上げてシカゴのCME日経225先物が上げていても、トランプ大統領の過激な発言で、翌朝から始まる日本の株式市場では日本株がリバウンドできない状況が続いています。しばらくは我慢の時が続きそうですが、業績的にも、資産的にも割安な日本株が少し上げても、すぐ下げてくるので、じっくりと拾っていきたいと考えています。」と題し、いずれリバウンドするであろう日本株の投資対象をいくつかシナリオを考察。先週挙げた4銘柄に加え、新たに4銘柄をピックアップしています。
そして、調査はしたけれど流動性に難があって研究銘柄候補から外した2銘柄については、どのように調査しているかのケーススタディとして掲載しています。
さらに、投資の損失に対してどう向き合うかでその後の投資家としての成長が変わる実体験について、どのように対応してきたかを具体的に書いています。
近い将来の日本株のリバウンドに向けて、良質な銘柄を選別&研究するタイミングです。投資戦略や銘柄のヒントがここにあります。ぜひご購読下さい。
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詳細は http://www.iforum.jp/magazine.htm をご参照下さい。
過去サンプル(研究銘柄)
銘柄研究 ニチリン(5184)
]銘柄研究 帝国電機製作所(6333)
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