岡田斗司夫プレミアムブロマガ 2019/05/11
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今日はニコ生「アニメ・マンガ夜話」4月23日分放送分からハイライトをお届けします。
ついに、第1話「ガンダム大地に立つ!!」の解説解説開始
岡田斗司夫のマンガ・アニメ夜話。
今夜は『機動戦士ガンダム』講座第4回です。
ようやっと『機動戦士ガンダム』の第1話「ガンダム大地に立つ!!」の解説に入ります。
元々のサブタイトルは「モビルスーツ」でした。
そのかなり細かい解説が始まります。
見どころというか、演出のポイントは人間関係の描き方です。
ガンダムは人間関係がかなり複雑なんだけど、とりあえず子供が見てわかるようにしなければいけない。そのため、富野監督が切った第一話のコンテでは、人間関係を表す会話がほぼ1対1で描かれています。
最初のシーン、モビルスーツで降りてくる人の会話も、殆ど1対1会話で行われています。
次にカメラがサイド7の中に入ったら、今度はアムロとフラウ・ボウの関係のみ。
フラウ・ボウが外に出たら、次はフラウ・ボウとハヤトのみ。その後は、そのパウロ艦長と、テム・レイ(アムロのお父さん)。
と、会話が殆ど1関係対1のみでが行われています。
それによってかなり複雑な人間関係を、シンプルに見せようとしているわけです。
あと、第1話の見方として今回の講座で取り上げているのは、”歴史if”という視点です。
ちょっと説明してみます。
僕らはこの『機動戦士ガンダム』をお話として考えています。
お話の全体の流れとしては、
ジオン軍のシャア少佐自身も、あそこでミサイル攻撃をして、サイド7の中で武力行為を行うというのは全く予定してなかった行為です、
だって補給もろくに無いんですから。
本当は偵察して、それを上司であるドズルに報告するだけで良かったんですよ。
それが自分のミッションだったんです。
でも、いきなり戦争が起きてしまう。
”もし、あんなトラブルが起きなかったらどうなっていたのか?”という、歴史の”if”を、『機動戦士ガンダム講座』の中ではちょっと語ってます。
本当はこうなるはずだったんだけど、ここがズレてしまった。実は僕らは”歴史の重要な転回点”を第1話で見せられているんだという考え方です。
あとはラスト、シャア少佐の有名なセリフ。
「認めたくないものだな、自分自身の、若さゆえの過ちというものを」
この不思議なセリフの”若さゆえの過ち”とは、どういう意味なのか。
最後の方でかなり詳しく語っています。
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