岡田斗司夫プレミアムブロマガ 2019/04/02

おはよう! 岡田斗司夫です。

今回は、2019/03/10配信「映画、好きですか?オール・パペット春の総進撃」の内容をご紹介します。
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2019/03/10の内容一覧


『サウスパーク』のAmazon倉庫を紹介した回がすごい!

 では、「『サウスパーク』のAmazonの倉庫を紹介した回がすごい」という話です。
 ニコ生でこの放送を見てる人、おめでとうございます。これね、ニコニコ動画でしか見れないんですけども。
(動画のURLを出す)
 『サウスパーク』というアメリカのアニメがありますよね。その登場人物のケニーのパパがAmazonの倉庫で働くという話があるんです。
 ケニーのパパというのは基本的に失業しているんですけども。やっと仕事を得たと思ったらAmazonの倉庫だった、と。

 このフリップ、6枚構成になっているんですけど、左上から下に向かって順番に行きます。
(パネルを見せる)
 バックには「人間は泥から生まれたというが、貧乏人は血と肉で出来ている」という歌が流れてるんですけど。
 この「人間は泥から生まれたというが」と歌う時、画面ではパパたちがライドシェアで、リアルに通勤しているんですね。
 で、「貧乏人は血と肉で出来ている」というところで、Amazonの巨大な倉庫に出勤します。
 「16トン、何を運んで何を得る?」というところでは、腰痛に苦しみながら、休みを貰えずに肉体労働をする人々が描かれます。
 「寄る年波にかさむ借金」と、歌がサビに入ると、倉庫ロボットに管理されて働く人間たちというのが映し出されます。
 その次の「呼ばんでくだされ。ペテロさま」、この「ペテロさま」というのは「天国の番人」なんですね。死んだ人の魂を呼ぶ存在なんですけど。ここでは、宛名ステッカーがダンボールにバンバン貼られていくところです。
 なんで、「ペテロさまに呼ばんでくだされ」なのかというかというと、「魂は会社に取られちまったから~♪」という歌のオチがあるんですね。休みなく働かされているという。

 バックに流れているのは『16トン』という歌なんですけど、これ、この作品のオリジナル曲ではありません。
 もともとは、カントリーウェスタンのシンガーソングライター、マール・トラビスという人が、20世紀の頭に作詞作曲をした労働歌です。
 トラビスはケンタッキー州の石炭の炭鉱で働く家庭に生まれ、毎日毎日、石炭をノルマとして16トン運ばなきゃいけなかったんですね。そこでの労働の過酷さと、そこで生まれ育ってしまった人間の悲しい運命を歌ったという歌なんですけども。
 これを、Amazonの倉庫で働いている人達のバックにかけるという抜群のセンスの良さというのが、「やっぱり『サウスパーク』っていいな!」と思うんですけども。

 このアニメの中で映像として出てくるのが、最新のAmazonの倉庫ロボットシステムなんですね。
 前々回に話したと思うんですけど、ロボットが、本当にね、綺麗に動きながら倉庫の中で仕分けをやっていて、人間はそのロボットの手伝いをするだけという労働条件になっていると。
 昼休みになったら、みんな家から持ってきた弁当を、ガーッと食いながら、黙々と、お互いに会話することもなく働かされてるんですね。

 そうやって、ケニーのパパや、その他のパパたちがAmazonの倉庫で毎日毎日16トン運んで、わずかな賃金を貰って家に帰ると、そこにドローンが飛んでてきて、Amazonプライムの箱をポトッと落とす、と。
 嫁とか息子は、旦那が稼いだ金でAmazonプライムの「至急お届け」で、すげえつまんないものを買っている。
 旦那が「もうダメだ」と、疲れてバタッと寝ている横で、奥さんはパソコンを開いて「今すぐ買う」の部分をクリックしているという描写が、歌の真ん中で描かれるんですよね(笑)。

(続きはアーカイブサイトでご覧ください)

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