岡田斗司夫プレミアムブロマガ 2019/02/02
おはよう! 岡田斗司夫です。
今回は、過去記事から「おすすめ映画」の特集をお届けします
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お勧め記事一覧
- 質疑/SFのふりをしていない『メイズランナー』とパズルがはまる気持ちよさ『イニシエーション・ラブ』
- SF者を癒やす『トゥモローランド』と前田敦子がうまい『イニシエーション・ラブ』
- 見た映画/『暗殺教室』/『イントゥ・ザ・ウッズ』/『ディス・イズ・ジ・エンド』/『スーパーバッド 童貞ウォーズ』
質疑/SFのふりをしていない『メイズランナー』とパズルがはまる気持ちよさ『イニシエーション・ラブ』
僕、映画IQ低いなあというふうに思いました。
映画IQなんて言葉なくて今、作ったんですよね。
あの、映画IQっていうのは、映画を見る時の頭みたいなもんで。評論家的な評判のいい映画ではなくて、エンターテイメントとして面白いやつじゃないとどうも納得できない。
というか、これあの、どれぐらいグルメかとか、どれぐらい映画IQ高いかっていうのと、あと見てる人によってちょっと差があるんですけども。
たとえば、フランス料理が好きでワインがすごく美味しい人っていうのグルメ批評って僕はあんまり見ようと思わないんですね。何でかって言うと、そいつらの舌と僕の舌とはチューニングが違うと。チューニングが違うものをありがたがってもしょうがないっていうふうに思うんですよ。
なので、ワインとこの料理とのマリアージュがすごくいいっていう人のやつは、ああそうですか、そうですかとありがたく聞くんだけども、わりとスッと通って行って。そうじゃなくて、お寿司でも1人前1万円程度のお寿司がすごく美味しい人、感じる人の寿司の評論だったら、僕は自分自身の参考になると。でも、すきやばし次郎とかああいうところでないと語れるものでないっていうふうに思ってる人のやつはあんまりしょうがないと思ってるんですよ。
同じ様に映画も、ライムスター宇田丸さんの映画批評って僕好きなんだけども、宇田丸さんの批評っていうのは本当にコアな映画マニアの批評であって、僕が面白いチューニングのなんか帯域とちょっと違うんだよね。
僕が面白いのは、今回意外だったのが『メイズランナー』がやたら面白かったことなんだよね。
言っちゃえば、たいしたことはない映画なんだよ。正直言えば。
よくあるシチュエーションもので、男の子が一人エレベーターみたいなのでガーッと上げられてきたら、いきなりまわりが平原みたい、草原みたいになってて、その4方向の壁がすごい高い壁になって、その向こうが迷路になってるっていうだけの話なんだ。
そのなかで、そいつらが何十人という若者、男ばっかりいるんだけども、そいつらがいかにその中を生き抜いていくのかっていうワンアイデアストーリー。
それも3部作っていうふうに最初から言ってんだよな。3部作でそれの第1部なので、言っちゃえば、その面白さっていうのは『プリズン・ブレイク』とか『24』とか、あの手の映画あるじゃん。あの手の映画のスピード感がすごいあるやつだと思ってくれればいい。それを映像をたっぷり見せて作るもんだから、やたら面白いわけだよね。
SF者を癒やす『トゥモローランド』と前田敦子がうまい『イニシエーション・ラブ』
今週は、ついさっきね、『トゥモローランド』見て来たんですよ。で、『トゥモローランド』めちゃくちゃいいですよ。本当にね、びっくりした。
正直、期待してなかったんですよ。これはもう時期なんですけども、6月の頭に公開する映画が面白いはずないじゃないですか、あんまり。映画の興行会社にしてみれば、面白い映画っていうのは夏休みとかに持ってきて、この6月ぐらいというのはまあちょっとどうでもいいような映画を持ってくるもんなんですけども。
予告編とか見てわかったんですけど、ディズニーはじつは夏休みに『インサイド・ヘッド』だったかな、『脳内ポイズンベリー』のアメリカ版みたいなのあるんですけど、『インサイド・ヘッド』っていうのがあって、その『インサイド・ヘッド』が夏の主力商品になるんですね。
なので『トゥモローランド』が前へ持ってこられたんで。
ジョージ・クルーニーの、まあ一人しか有名人出てない映画だしどうかなと思ったんですけど、やったら面白かったですね。とくにこれは世代的なものがあるかもわかんないけど、僕みたいに1950年から60年代に生まれて、いわゆる輝く未来みたいなものをある程度本気で信じてたものにとっては、痛みを癒すような映画だったんですね。なので、ちょっとね、これは見てよかったなというか、久しぶりにショック受けてしまった映画ですね。
見た映画/『暗殺教室』/『イントゥ・ザ・ウッズ』/『ディス・イズ・ジ・エンド』/『スーパーバッド 童貞ウォーズ』
『イントゥ・ザ・ウッズ』と、特に『暗殺教室』を見てから、もうちょっとまともな映画が見たいと思ってレンタルビデオ屋で何となく借りてきましたのが、『ディス・イズ・ジ・エンド』という、これも本当に何の気なしに借りてしまいました。
そしたらこれがもう面白いんだ。TSUTAYAとかで貸してるから、ぜひ皆さん借りて下さい。
セス・ローゲンという、このまん中にいるひげ面の眼鏡の小デブな男が主役なんですけど、ハリウッドのスターたちが実名で自分の役をやってる、世界の終わりの話なんですね。
TSUTAYAのビデオパッケージの裏を見ると、セス・ローゲンたちハリウッドのスターたちが、スターって書いてあるけどコメディー役者ばっかりだから、もう本当に日本人がほとんど知らないようなチンピラどもが、俺たちハリウッドのスターだけどと言ってんだけども。もう、誰も知らないようなスター。
なんせ中に出てくる一番有名なやつが、エマ・ワトソンなんですよ。あの『ハリー・ポッター』のハーマイオニーやってた娘ですよね。それが一番有名なぐらいのやつらが、パーティーやってて、自宅、新しく出来た、ハリウッドスターだから、さすがにデカい家だなあと言いながらパーティーやってて、で、買い物に行くと。
(続きはアーカイブサイトでご覧ください)
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