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岡田斗司夫プレミアムブロマガ「悩めるクリエイター相談:文章はどうすればうまくなる? 脚本のアイデアはどうすれば出る?ほか」

2019/01/19 07:00 投稿

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岡田斗司夫プレミアムブロマガ 2019/01/19

おはよう! 岡田斗司夫です。

今回は、過去記事から「悩めるクリエイター相談」の特集をお届けします
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質疑/仕事と趣味のバランス

「仕事と趣味のバランスで悩んでいます。趣味は創作ダンスの作品を作ることですが、ここ数年は休みの日も仕事のことを考えてしまって、ダンスと向き合えていません。仕事は嫌ではないし、むしろおもしろく取り組める内容なのですが、仕事をして消費している時間がもったいなく感じます。でも近い将来に家族の面倒をみていかなくてはならないし、経済的なことを考えてもやめることはできません」

 これはもう答えは簡単で、趣味は創作ダンスのことなのだけども、仕事のことを考えてしまってダンスに取り組めていないってことは、そんなに今ダンスをやらなくてもいいと思うんだよね。

質疑/演劇の脚本

「大学で演劇部に所属しています。来年春に行う公演にむけて、脚本を書いている真っ最中です。悪の秘密結社で働いている妻子持ちの戦闘員が、出世しようと奮闘するお話です。しかし主人公が出世するために、どういった行動をとらせればいいのか、思いつかず迷っています。何かアイデアをいただけないでしょうか」

 こういう時は、むつかしく考えちゃいけません。悪の秘密結社で働いている妻子持ちの戦闘員というだけで、もう設定的にひねってるんですね。このひねった設定の上でストーリー的にひねったことをやったら、もう何がなんだかわかんなくなっちゃうんですね。だからストーリーはベタ。どベタでいいと思うんです。
 ベタなままでやるのがいい。でありながら、観客対象がわかんないんですけど、悪の秘密結社ということなので、大きいお兄さんと言われるオタクな人か、または子供も見れるようなお話というふうに考えると、お話自体はハッピーエンドか、いい話くらいにまとめる感じだと思うんですよ。

質疑/小説家になりたい

「小説家になりたいと思っています。小説家になる為には時間が必要です。(自分はまだ小説を400冊程度しか読んでいません)それで、終電まで働く仕事をやめてしまいました。しかし、小説家にみながなれるわけではないと思います。もう32歳です。どこかで締め切りを決めてやるべきでしょうか。自分で決めたことなのですが、どうしても今の不安定な仕事と、将来の見えなさに不安におちいることがあります」

 うーん、32歳、もう32歳ですという年ではないと思うんですね。マンガ家は、たしかにマンガ家になるのに早い遅いはあるんですよ。
 それは、もちろん『ナニワ金融道』を書いた作家にみたいに40超えたり50超えたりしてからマンガ家としてデビューして一線の作家になれるっていう例もあるんですけど、ほんとにレアケースなんですね。
 それはなんでかっていうと、絵は古くなるからなんです。絵っていうのは見た瞬間に見た人が、「あ、古いな」って抵抗感を持っちゃったりする。そういう生理的嫌悪感というか、そういうようなものを持つ。

(中略)

 極端に若い人向けとか、中学生向けとか、単語だけで作るみたいな特殊な純文的な書き方をしないかぎり、文章っていうのはそんなに古くならないんですね。
 なので、「小説家になるために時間が必要です。自分はまだ小説を400冊程度しか読んでいません」って、小説家になるためにべつに小説をたくさん読む必要ないと思います。

質疑/文章が書けるようになる方法

「前回の岡田さんのニコ生を見てまずはブログをやってみようかと思いましたが、さっそく何を書いていいのかでつまずいてしまいました。そもそも文章ってどのように発想して形にすればいいんでしょうか。毎日メルマガを書かれている岡田さんならではの方法ってありますか?」

 文章全然書けない人を書けるようにしたことあるんだけど。
 それ何かって言うと、昔ゼネプロ一緒にやってた武田さん。武田康廣さんっていう人がいるんだ。
 この人、文章書けないんだよ。
 ただ、その時に同人誌みたいなの出してて、同人誌@@、毎月、2ヶ月に1回ぐらい出そうとしてたんだけども、書いてもらわなきゃいけないんだけど、武田さん文章書けないんだよね。
 どういうふうにしたのかって言うと、ボブ・グリーンって知ってます?
 Wikiとかで調べてもいいけども、ボブ・グリーンの本って、文庫本とか本屋さんでけっこう売ってると思う。1980年代に活躍したアメリカのエッセイストなんだ。

(続きはアーカイブサイトでご覧ください)

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