岡田斗司夫プレミアムブロマガ 2018/07/17
おはよう! 岡田斗司夫です。
今回は、2015/02/08配信「オタキングコレクションで戦闘思考力と展開思考力」の内容をご紹介します。
岡田斗司夫アーカイブチャンネルの会員は、限定放送を含むニコ生ゼミの動画およびテキスト、Webコラムやインタビュー記事、過去のイベント動画などのコンテンツをアーカイブサイトで自由にご覧いただけます。
サイトにアクセスするためのパスワードは、メール末尾に記載しています。
(※ご注意:アーカイブサイトにアクセスするためには、この「メルマガ専用 岡田斗司夫アーカイブ」、「岡田斗司夫 独演・講義チャンネル」、DMMオンラインサロン「岡田斗司夫ゼミ室」のいずれかの会員である必要があります。チャンネルに入会せずに過去のメルマガを単品購入されてもアーカイブサイトはご利用いただけませんのでご注意ください)
2015/02/08の内容一覧
- 『チャージマン研!』カップとネガティブコメント
- 戦闘思考力の3つの要素
- 思考力のための3つのギア
- 伝達力と「頼れる自己」
- ネガティブコメント
- 展開思考力とヴンダーカンマー
- 岡田斗司夫事務所の棚を説明
- テトラポッドとヴィレッジヴァンガード方式
- 脳内リンクがわかる並べ方
- ネガティブコメント
- 告知
- 岡田斗司夫アンチチャンネル
- 質疑/仕事と趣味のバランス/プライドとの付き合い方/宇宙葬にロマン
- 質疑/目立ちたがりの私/なりたい職業/ブリキのロケット/一番高いコレクション/入院の話
- シンゴとモナミンの映画塾『ガガーリン』『ダラス・バイヤーズクラブ』
- 質疑/先週から急に岡田さんの話が面白くなった気が
- 告知とお薦めチョコ
テトラポッドとヴィレッジヴァンガード方式
今見せた物はおもちゃをおもちゃとして並べたり、本は本として並べているんだけども、ひょっとしてもっと面白いのはこういう見せ方じゃないかなと思うんだ。
これ、たとえば宇宙関係だったら、トム・ウルフの『ライト・スタッフ』っていう定番の本とか、あと『人類、月に立つ』っていうド定番の本を置きながら前のほうにちょっとしたミニチュアを並べると。
こういうのってよくやるよね。で、ここのところにちっちゃいブリキを置いたりとか。
こういう並べ方が一番楽しいんじゃないかなあと思って。
(中略)
つまり、ヴィレッジヴァンガード方式って言ったほうがわかりやすいのかな。
これもそうだよね。怪獣とかを置くんだったらば、たとえばマニアの人は『ゴジラ』のおもちゃとか人形とかだったら、そればっかり怪獣の人形ばっかり並べちゃう。
でも、そうじゃなくてこちら側に『恐竜事典』、こちら側に『怪獣画報』っていう昔のやつ。真ん中に『キングコング』の昔の映画のスチールを置いて、手前のほうに『ゴジラ』を置いて、ちょっとスケール感を出すために手前のほうにちょっと小さいんだけども、幌馬車置いてみたりすると。
こういうふうにすると、自分が興味をもった順番になるんだよね。つまり、怪獣が好きで、怪獣が好きだった男の子って絶対に恐竜が好きになってくるに決まってるんだ。
でも普通、怪獣と恐竜って別のところに置いてるんだけども、そういう分類じゃなくて、自分の中ではこれ繋がっているだよと。僕に繋がっているから、それでいいんだっていう見せ方。
こういう棚がすごい楽しい気がしてきて。
で、これ他の棚なんだけども、どんどん見せるけども。これも同じ恐竜の棚なんだけども、これシンクレアモーターズっていうガソリンオイルのメーカーなんだけど、そこがシンクレアモーターズが恐竜がテーマになっているんだ。
そこに怪獣、『怪物怪獣大全集』を置いて、手前に銀色のゼンマイで歩く恐竜を置いて、もっと、ここにあるのがガメラの頭蓋骨なんだよ。
こういうふうに並べると、自分が子供の頃好きだった、じつは怪獣が好きだったんじゃなくて、恐竜が好きだったんじゃなくて、大きいモンスターがテレビの中で動いてて、ドキドキした、それを棚の中で見せれたらすごい楽しいな。
それは貴族が宇宙を表現しようとしたり、キリスト教の世界を表現しようとしたり、この世界そのものを一つの部屋の中で作ろうとするヴンダーカンマーっていう作り方もあるんだけども。
僕らの脳内の世界、僕らの脳内では何がどのようにリンクされているのかっていうのを実際にものとして並べて作ってしまうって見せ方が一番面白いんじゃないかなあと思ったんだ。
(中略)
つまりじつは僕が好きなのは、最初のうちはロケットだというふうに考えてたんだけども、この流れで見てると、この間にいわゆる外輪船とかも入るんだけどね、船なんだよな、僕好きなのは。
船であって宇宙船であって星の海の中をずっと走っていく、みんなが乗れて、船長がいて、乗務員がいて、お客さんがいるっていう、そういうものが好きなんだ。
これって、こればっかり、たとえば特撮が好きだからこればかり並べてもダメだし、船が好きだからって言って、ちょっと高級な帆船ばかり並べてもダメだし、じゃあマンガものが好きだからといって、こういう特撮とかマンガ名鑑ばっかり並べても、単なるオタクの部屋にしかならないんだよ。
そうじゃなくて自分がどんなふうにものごとが好きだったのかっていうのをざーっと並べていくと、ようやっと展開されてきて一つの部屋になってくると。
(中略)
展開思考力っていうのは頭の中で考えるだけではなかなかできないんだよ。
今みたいに何かをものに例えて並べてきて、こうなんだ、だから自分の考えていることのアイデアとかがあったら、できるだけカードとかにしたほうがいい。
カードにして縦横高さに並べて、それを論理的に並べるだけじゃなくて、自分がどの順番に思いついたかとか、このアイデアが思いついた時自分が何歳だったとか、そういうふうなところに気をつけて、並べることによって、だんだんだんだん考えがまとまってくる。
ただこのまとまってきた考えは今、誰かが「マインドマップみたい」って言ったんだよ、そうマインドマップにすごい近いんだ。
本棚でマインドマップみたいなものを作ると思って。だから、本だけが好きな人は自分がまず最初に興味持った本から放射状にリンクしているものっていうふうに並べて作ってもいい。
でも本だけで作ったら、たぶん見てる人にわかりにくいんだ。
それよりはこんなふうにおもちゃとか、あと雑貨とかそういうふうなもの色々並べることによって、「ああこの人は船とは言えない、ロケットとは言えない、宇宙船みたいなものが好きなんだな」っていうのを見ている人に何となくわかってもらえるのがいい。
(続きはアーカイブサイトでご覧ください)
アーカイブサイトへのアクセス方法
限定放送を含むニコ生ゼミの動画およびテキスト、Webコラムやインタビュー記事、過去のイベント動画など、岡田斗司夫のコンテンツを下記のアーカイブサイトからご覧いただけます。
コメント
コメントを書く