岡田斗司夫プレミアムブロマガ 2018/06/02

おはよう! 岡田斗司夫です。

今回は、2015/03/01配信「4タイプ別ダメ人間決定戦!!」の内容をご紹介します。
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2015/03/01の内容一覧

質疑/会話でどう切り返す? /勝間和代式メール処理の仕方

 「いい返しができるようになるには」オシロさん、28歳。

「会話が終わったあと、あぁさっきの会話でもっとこう言っておけばもっと受けたのに、もっとわかりやすく説明できたのに、ということが多いのですが、その場でよりいい返しができるようになるには、どうすればいいのでしょうか?」

 はい、オシロさんわかりました。これよくありますよね。みなさんもあると思うんです。
 終わったあとで、こういうふうに言い返せばよかったとか、よく夜寝るときに、こういうふうに言い返してやればよかったよかった、というのはよくあるんですけど、
 あ、今いくつか質問がありましたけど、モナミンは法則型か? よくわかりましたね。モナミンは法則型、ですね。
 なので、他人がたいへん苦手みたいですね。
 で、このオシロさんみたいに、切り返しがやりたいって人は、まあ島田紳助的な考えかたがいいんですね。島田紳助は昔から何か人に言われて返す時に、10種類考えてその中から最適なものを選んだと。
 これ僕、何回もこのニコ生で話しました。なのでそれを可能にするためには、いつも後悔するたびに考えて終わりにするんじゃなくて、ぜんぶメモをするのが大事です。
 何かこういうふうに言われて、あの時こんなふうに返せば良かった、こういうふうにすればもっとうまく説明できたのにって思ったときには必ずそれをノートに書いて、それで忘れてもいい。そういうノートを膨大に作っていくと、返しができるっていうのが島田紳助的なやり方です。

 これは、会話っていうのを、なんだろうな、テニスと捉えるのか、野球と捉えるのか、ピンポンと捉えるのかによって違うんですよ。
 このやりとりっていうのを、速度をどんどん早くしていくとピンポンになるんですね。そうすると論争みたいにこう言ったああ言った、こっちで揚げ足とったこういうふうに返したっていうのを素早くやりたい場合は、ピンポンのような速度が必要ですし、相手に対してスマッシュとかレシーブとか、変化球返すのも必要なんですけど、だいたい普通の人間の会話のペースっていうのはせいぜいテニスだと思うんですよね。
 打った、ワンバウンドした、相手のコートに行ってまた打ったっていうのをやってて時々すごく早いのがある。
 で、このテニスくらいの速さで会話ができるんだったら、いい返しができるってのは、ありだと思うんですよね。島田紳助的なノートを取るっていう。
 でも世の中には、野球っていうペースの人もいる。ふりかぶって、投げて、ストライクか、ボールか判定があって、キャッチャーからボールが返ってきてまた投げるっていう、すごいゆっくりのタイプの人もいるじゃないですか。
 そういう人は、紳助ノートみたいなものを作ってもあまり意味がないと思うんです。

 で、オシロさんがどういうタイプかわかんないんですけど、もし野球タイプだったら、キャラを作ったほうがいいと思うんですね。
 キャラを作るというのは、何かを答えるときに必ずどういう態度で答える、たとえば『赤毛のアン』というアニメにはマシュウというアンの引き取り先のおじいさんが出てくるんですけど、マシュウは何か言われるたびに「そうさのう」っていうふうに答えて、そうさのうと言ったまま、そのままなにも言わない時があるんですね。
 ま、蛭子さん的なものなんですけど。そういうふうにキャラを作ってしまうというのもアリだと思います。
 だから、よりよい返しをするという方法もあるんですけど、そうじゃなくて自分の定番の返し、「いやーそれはやだなぁ」とか「あーそれステキ」でもなんでもいいんですけど、そういうふうな定番の返しというのを、考えるというのも手だと思います。

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