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岡田斗司夫プレミアムブロマガ「【イベント・メディア情報】『海賊の経済学』プラス、大英帝国の繁栄の礎は、海賊が築いたものだった!」

2018/05/27 07:00 投稿

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岡田斗司夫プレミアムブロマガ 2018/05/27

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今日は、岡田斗司夫のイベント・メディア情報をお届けします。

【ニコ生】『岡田斗司夫ブロマガチャンネル』

今夜のゼミは、『海賊の経済学』プラス! です。

16世紀後半、エリザベス1世が統治するイギリスは、ヨーロッパでもさえない二流国でした。

ちょうど明治維新の頃の日本が、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランスに追いつけ追いこせだったのと同様に、スペイン、ポルトガルになんとか追いつきたいと切に願ってがんばっていました。

とは言え、イギリスは資源がない島国の上、国内での紛争も激しいため、国内統一だけで精一杯。明治維新前後の日本と、本当に同じような状況だったと言えます。

産業といえば織物業ぐらいしかなく、国内で一所懸命に作った織物を、ベルギーのアントワープに運んでいってスパイスと交換していました。
当時、薬としても使われるほどの貴重品であったそのスパイスを、イギリス国内に持って帰って高値で売るという、自国民を食い物にするような商売を細々と続けていたのでした。

そんなイギリスが、やがてスペインに追いつき、その無敵艦隊をアルマダの戦いで破ります。そこから「大英帝国、日の沈むところなし」と讃えられた繁栄への快進撃が始まります。

その勝利やその後の快進撃は、ひとえに海賊の活躍にかかっていたのでした。

はっきり言ってしまうと、女王エリザベス一世が私財公費を含めて、海賊に裏金を払いまくったり、海賊を雇いまくったりしたおかげで、国はすごい速さで大きくなっていったのです。

それというのも、海賊はスペインの船を襲って船長を殺し、船員や船ごと盗んでしまうからです。海賊業は、仕入れも設備投資もゼロに近い、実に効率のよい商売だったのです。

とは言え、スペインが被害者かと言うと、そうとも言えません。
スペインは南米から銀などをどんどん盗んで運んでいたからです。
南米からの銀を盗むのを合法と言うなら、イギリス海賊による盗みも合法と言うのは、そんなに無茶な話ではありませんよね。

イギリスでは、海賊ドレイクが爵位をもらって、銅像までたてられました。今でも立っています。
ドレイクはどろぼうだけど、イギリスの英雄でもあるのです。

『海賊の経済学』の中では、そういう風には書かれていませんが、他の海賊の本を合わせて読むことで、イギリスの繁栄が、海賊のおかげで成り立ったことがよくわかります。

つぎに海賊をどうやって海賊でなくしたのか。そこも注目のポイントです。

イギリス国家から切り離された海賊たちは、そのお陰で、世界の平均より200年も早く、民主主義統治を始めてしまいます。
そこには現在の資本主義の問題や政治の問題点の縮図が、すべて見て取れます。

『海賊の経済学』を読むだけではわかりにく事項を、岡田が調べに調べた海賊に関する知識を踏まえ、豊富な絵や図版を使ってわかりやすく解説します。

『海賊の経済学』は10年くらい前に一度、岡田斗司夫のツイッター公開読書で解説したことがあります。

今回のゼミは、そこから大幅にヴァージョンアップ。
この一週間、海賊のことしか考えてない岡田が、ニコ生ゼミで渾身のプレゼンを行います。

お楽しみに!


ちなみに、前回のニコ生岡田斗司夫ゼミ#231 5月20日「『かぐや姫の物語』は、高畑監督から宮崎監督への挑戦状だった!?」は、

00:00 アマゾン販売始めました
07:20 生クリームおいしすぎる問題
11:30 本当はエロい『かぐや姫の物語』
20:02 キジ事件
29:57 チャームという能力
39:02 「本物」に責任を持つ高畑勲
52:12 『おもひでぽろぽろ』のアレンジ

00:00 『かぐや姫の物語』を批判的に見てほしい
08:10 高畑勲は泣かせようと思って作ってない
15:40 こちらが面白がるべき映画
17:20 エレクトリカルパレード
19:26 『かぐや姫の物語』のメタファー
26:45 『かぐや姫の物語』はどんな物語だったのか
35:41 『かぐや姫の物語』テーマ
45:01 まとめ

【YouTube無料動画】

以下の岡田斗司夫ゼミ(表放送)が無料公開されました。

【イベント】公式オフ会 6/02(大阪)、06/16(東京)

DMM オンラインサロン『岡田斗司夫ゼミ室~オタク話から評価経済まで〜』の公式オフ会(岡田斗司夫参加)、6月は下記の予定です。

大阪公式オフ 6月02日(土) 18時~
東京公式オフ 6月16日(土) 19時~

サロン会員は、どなたでも無料で参加できます。
今からのお申込みでも間に合います!

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