岡田斗司夫プレミアムブロマガ 2018/03/21

おはよう! 岡田斗司夫です。

今回は、2018/03/04配信「感動はどう作る?『プリンセスメーカー』開発秘話』&お便りスペシャル」の内容をご紹介します。
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2018/03/04の内容一覧

Q「ネット情報は信頼できないのか」

 最近はGoogle検索をしても上位にあがってくるのは、広告やまとめサイト、よくわからんSNSばかりです。
 本当に信頼できる、もしくは検証に値する情報がそれらに並んでいるとは思えず、結局、ウィキペディアに行き着いてしまったりします。
 検索エンジンの検索表示のあり方に問題があるのかもしれません。でも、「本当に知りたいことは、ネットにはないのではないか?」というようにも、つい思ってしまうこの頃です。
 岡田さんの意見をお聞かせください。

 ええとね、もちろん、気持ちはわかります。ただ、これは僕の最近の感想なんですけども、真面目な話、知りたいことって、基本的にネットに全部載っているんですよ。
 例えば、前回や前々回にやった、シャーデンフロイデにしても、ゴシック建築にしても、もうだいたいが、検索したら出てくるんですよ。
 「ゴシック建築の面白さはどこにあるのか?」というのは、僕も色々と話しているんですけども、やっぱり、後でネットで調べたら、僕が言ってることは、いろんなサイトとか、まとめのところに、ちょっとずつ書いてあるんです。だから、「ああ、これって、僕が話さなくても、興味がある人だったら、自分で繋がりを見つけることができるな」って思ったんですよ。
 シャーデンフロイデにしても、そうなんですね。この間、紹介した本を2冊と、それをベースにネットで検索したら、僕が話したようなことというのはだいたいわかるんですよね。
 では、問題はなにかというと、「何が知りたいのか?」がわからないと、検索すら出来ないところなんですよ。そのために、本が必要なわけですよ。

 まあ、「ああ、これを調べなきゃ!」と思ったけど、ネットには載ってなくて、ちゃんと本を買って調べなきゃいけないことも、もちろんあるんですけど。
 この数ヶ月で言えば、例えば『ゼルダ』のハイラル地方の古代の歴史は、分厚い『ゼルダ全集』を見ないと書いてなかったです。あとは「ノートルダム寺院は錬金術の石の書籍である」と言った、「最後の錬金術師」と言われたフルカネリに関する情報も、ネットにはほとんどありませんでした。
 なので、これらに関しては本を買うしかなかったんですけども。

 結論から言うと、Google検索とかウィキペディアっていうのは、すごく便利なんですけど、その便利さは、ある程度、物を知ってる人にとっての便利さなんですね。
 だけど、あんまり知らない人は、たっぱり、出て来る情報を上の方から読むしかないんです。「何が自分にはわからないのか?」が、よくわかっていないので。
 そして、うまく情報を検索するためには、直接的にはそれと関係ない日頃のムダ知識とか、自分が好きで買った本から得た膨大な雑学みたいなものが、メチャクチャ役に立つんです。
 なので、「ネット時代は、むしろ本を読んでるヤツのほうが有利だ!」っていうのが僕の結論ですね。

 まとめると、「ネットの情報や検索は信頼できるのか?」という質問に関しては、「メチャクチャ信頼できます」です。
 ただし、これは高級スポーツ器具のように、使いこなすには体力が必要みたいなもので、これを使いこなすためには本を読むしかありません。

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