岡田斗司夫プレミアムブロマガ 2018/03/27
おはよう! 岡田斗司夫です。
今回は、2015/08/02配信「映画『進撃の巨人』に見る特撮邦画の限界と、FNS27時間テレビ奇跡のコーナーで感じたぼくらの原曲至上主義と破壊するプロ」の内容をご紹介します。
岡田斗司夫アーカイブチャンネルの会員は、限定放送を含むニコ生ゼミの動画およびテキスト、Webコラムやインタビュー記事、過去のイベント動画などのコンテンツをアーカイブサイトで自由にご覧いただけます。
サイトにアクセスするためのパスワードは、メール末尾に記載しています。
(※ご注意:アーカイブサイトにアクセスするためには、この「メルマガ専用 岡田斗司夫アーカイブ」、「岡田斗司夫 独演・講義チャンネル」、DMMオンラインサロン「岡田斗司夫ゼミ室」のいずれかの会員である必要があります。チャンネルに入会せずに過去のメルマガを単品購入されてもアーカイブサイトはご利用いただけませんのでご注意ください)
2015/08/02の内容一覧
- 本日のお題と告知
- 行き当たりばったりの『進撃の巨人』と下手くそな特撮
- 実写の立体機動はやめればよかった
- 2つの軸でお勧めする「今年の映画リスト」
- 『進撃の巨人』後編の予想と変な4D演出
- 怖い都市伝説とジョブズのタートルネック
- 最も人を殺している獣とは?
- 後半告知と「今日だけダイエット」
- 質疑/ネット民の運動は効果ある?/『風立ちぬ』の尾輪/生まれながらの不平等
- 質疑/発達障害について/上司の言うことを聞きたくない
- 『ドリームカバー歌謡祭』で聞くべき3曲
- チキノザウルスの研究とミュータント遺伝子
- 中国の稼働率の低さと中国脅威論
- 次回告知
質疑/発達障害について/上司の言うことを聞きたくない
「岡田さんは発達障害をどう思われますか? 私は以前から、『きちんと話してるつもりなのに会話が成り立たない』『それどころか、話している最中、急に相手が怒り出す』といったような、いわゆる『アスペルガーあるある』な経験を繰り返しています。これから、医療機関で詳細な診断をうけるつもりです。理由は自分の資質・状態・傾向を少しでも明らかにすることで、人生をよりいい方に向けていきたいからです。ところで、岡田さんは以前、『ここ2、30年で発見されたような精神医学知識はあてにしないほうがいいよ』と仰っていたと思います。そんな岡田さんから見て、発達障害者、そして発達障害という概念自体をどう思いますか?」
あの「きちんと話してるつもりなのに会話が成り立たない」とか「話している最中、相手が急に怒り出す」っていうのは、僕もあるよ(笑)
きちんと話してるつもりなのに、相手が非論理的で話が成り立たないとか論理的にすごく話してるのに相手が急に怒り出すのは、僕もあるから。
じゃあ僕は「アスペルガーあるある」なのか?
僕、たぶん違うと思うんだよね。
なので、自分がどういうものなのか? っていうのは、どのようにラベリングするか。
だから質問者さんの、自分に貼ろうと思っているラベルは「アスペルガー」なのかもわかんない。
でも、僕が自分に貼ろうとしてるラベルは「非常識」なんだよ(笑)
「俺は非常識だから、人と話してよく怒られるみたいだ」って。
これはラベルの違いだよね。
だから、「非常識よりアスペルガーが好きなのか?」とかの問題。
で、非常識に関しては治療法がないよね。
非常識に関しては「自分は非常識だよ」っていう認識を持って、その認識でどういうふうに生きて行くのか、これはもう、次は戦略の問題になる。
もしアスペルガーなんだったら、「自分はアスペルガーだ」という認識を持って、「じゃあ次はどういうふうにこの世界を生きて行くのか?」という戦略になる。
だから、ラベルは違えど、「じゃあ、そこからどうやって生きて行くのか?」という戦略は、そんなに変わんないと思うんだよな。
なので、発達障害者や発達障害という概念自体は、僕は正直言って、それはラベルの問題だと思う。
それはもう、統合神経失調と言おうが、精神分裂症と言おうが、躁鬱病と言おうが、何か色んな精神的な障害とか、あと発達的な障害に関しては、名前はあるんだろうけども、それだとして、「じゃあ私はどうなんだ?」と。
だって、自分が中学生の時に「中学生」というふうに自分をカテゴリーしないじゃん。「自分」じゃない。
で、たとえばその今、20歳前後の人がいて「ゆとりだ!」ってふうに言われたら、みんな、カーッ! って来るわけでしょ? イヤになっちゃうわけでしょ?
で、それは「ゆとり」っていうカテゴリーに入れられるのがイヤなわけだよね、自分がそういう。
じゃあ、どういう障害を持っていて、それに対してどういう対処法を? っていうのってさ、あんまり、僕は意味ないと思うな。
それよりは、そんな病気があったら、その病気に対する対処法ではなくて、自分の周りの人、「この人はこういうことに対して怒るから、じゃあこういうふうに気をつけよう」という、「個別の対処法」っていうのをいっぱい作ったほうが自分に役に立つと思うし、そういう個別の対処法っていうのをほぼ網羅できた時に、周りの人からいつの間にか「あの人は人間が出来てるね」ってふうに言われる瞬間が来るんだと思うけどね。
いかに凹んでるところをなだらかに見せかける・演じきるっていうのが、僕は「人間の成長」だと思います。
(続きはアーカイブサイトでご覧ください)
アーカイブサイトへのアクセス方法
限定放送を含むニコ生ゼミの動画およびテキスト、Webコラムやインタビュー記事、過去のイベント動画など、岡田斗司夫のコンテンツを下記のアーカイブサイトからご覧いただけます。
コメント
コメントを書く