岡田斗司夫プレミアムブロマガ 2018/01/27
おはよう! 岡田斗司夫です。
今回は、2015/11/22配信「もてる会話術とおたくな休日のひとり遊び」の内容をご紹介します。
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2015/11/22の内容一覧
- 本日のお題
- 非モテオフと「彼氏とか彼女ができないはずがない」
- ハブ酒と『ロッキー』のジョーク
- 羽田健太郎が本気で歌ってる「きゅーんきゅーんきゅーん」
- 『おそ松さん』のエピソードタイトルを思い出す遊び
- 質疑/イスラム国のテロが怖い
- 質疑/映画館の入場料の値段
- 質疑/あらゆる商売がいっぺんチャラになる社会がくる
- 質疑/人間力って何?
- 質疑/人間力とは「人間力の使い方」
- 質疑/パフォーマンスを副業として成立させる戦略
- 質疑/いい質問の仕方とは
- 質疑/好き嫌いがあると人生の損? とSF読まない人
- 質疑/恋愛と稼ぎのない男
- 「忘れられない人がいて恋愛ができない」はマザコンと同じ
- 欲望と現実のギャップを「見える化」すると悩まない
- 恋愛のメリットはわからなくても恋愛の原理は作動する
- 『スター・ウォーズ』は『ゴッドファーザー』かもしれない
- 萌えアニメが不得意
- 次回告知
質疑/人間力って何?
大々的な長い質問が来ています。
「人間力って何さ。最近15年前くらいのテレビ番組『マネーの虎』をYouTubeで見返すのが、マイブームです」
こんなことをマイブームにしてるから、経済は発展しないわけだよ。
「そこで、ある社長が、経営が成功する条件は、3つ。その業種に対するスキル、資金力、人間力だ! と言ってました。スキル、資金力はわかりやすいんですが、人間力というのは言葉自体にかなりあらゆるものを含んでいるようで、もっと深く知りたくなりました。岡田さんは、この経営における必要な人間力って何だと思いますか?」
スキルと資金はわかる。
あのね、経営が成功する条件は3つって言ってるときに、その社長さんも「俺、今、いいこと言ってるな」って思いながら言うわけで、スキルと資金と人間力だーって言ってても、たぶんね、そんなに深い意味があるわけじゃないんだよ。
でも、もしそうだとしたらという仮定で話すよ。
スキルと資金力とその他にいるとしたら、たぶん昔だったらコネだって言ったと思うんだよね。
で、コネっていうのは、その言葉を使わなかったら、どういうふうに言えるだろうか。
もう少しスマートにいう方法がないだろうかというと、たぶん、いろんな人に、甘えられる力だよね。ある人の知り合いだからといって、厚かましくその人に依頼する力、今、お金がなくても友達にちょっとただで手伝ってくれっていうふうにして手伝ってもらえる力、ってことでおそらくスキルと資金力以外のお金でもなければ、能力でもなくて、解決することすべてを「人間力」と呼んでるんだと思うんだよね。
その「人間力」を伸ばそうとか深めようと思っても、あまり上手くいかないような気がするんだよね。
それよりか、会社を立ち上げるときとか、仕事を始めるときにスキルあるやつを集めてこれるし、スポンサーを集めるっていうのを最初に思いつくだろうけども、同時に人当たりがいい奴であんまり人を裏切らない奴だよね、それくらいしかないんだと思うんだよ。
そういうやつを仲間に引き込んで、交渉とかをそいつに任せるというのがいいと思うんだよね。
このタイミングで言うのがいいのかどうかわからないんだけども、前にね、「モテるにはどうすればいいんですか」ってどっかで聞かれたことがあって、僕、その度に違うことを言ってるんだよ。その時にその人がどういう意味で言っているのかとか、その人の状況によって変えてるからさ。
正直言ってモテる方法っていうのは人によって全然違うんだけども、一般的にいえることはモテる男に近づけっていうことなんだよ。
モテない男っていうのは、どうしてもどうやったら女の子にたくさん知り合えるんだろうかとか、女の子の知り合いを増やせるんだろうかと思うんだけども、それじゃないんだよね。
じつは一番、彼女を作るもっとも簡単で強い方法っていうのは、モテる男の友達になることなんだ。ところが、モテる男っていうのはさ、僕らからしたらスクールカーストの上のほうにいたわけじゃん、だからすごい近づきがたい印象があるんだけども、社会人になっちゃったら、わりとそんなことないんだよね。モテる男は敵だと考えちゃうからこそ、じつは僕らは不利な状況にあるわけなんだよな。
それよりはモテる男の友達になってしまって、モテる男に彼女いないんだよねって言ったほうが、彼女っていうのはじつは紹介されやすいんだよね。
よくよくみんな考えてみたらわかると思うんだけども、思いだしたらわかると思うんだけども、モテる男のいるグループのなかにけっこう不細工な男もいるし、デブもいるし、チビもいるし、いい加減問題のある男もいるわけじゃん。でもそいつらはそれなりの彼女がいたりするわけは、なんでかっていうとモテグループの中に入っていることなんだよね。
だから、モテグループ以外のところで自分の魅力をあげていい女とつき合おうというのは、かなり難しい。
そうじゃなくて、モテグループの中に入っちゃったほうがいいし、それは学生の頃に入るといわゆるスクールカーストの中だからしんどいんだけどもさ、社会人になってからそのモテグループのなかのお兄さん、モテ兄さんに近づくのはそんなに難しいことではないので、これもやっぱり、ほんとに人によるんだけどもさ、モテるための方法ってあるんですか? っていったら、これがばっちりっていうのはないんだけども、人によってはモテる男っていうのをもし知り合いでいるんだったら、そのモテる男に近づいて俺、彼女いないんだけどって相談したら、モテる男であれば、逆に言えば、男の友達を大事にするっていう傾向があるんだよね。
なので、そこに入っちゃうほうが、僕は手っ取り早いと思う。
そこでこの人間力って話なんだけども、人間力の使い方っていうのはこういうことだと思うよ。
要するに、問題を解決するときに「スキルとか資金力」ってこの人は書いたわけじゃん、つまり、女にモテるためにはスキルとか資金力っていうふうに考えるんじゃなくて、これをモテるっていうふうに、モテる男っていうのを人間力を使うように考えると、ゴールの見え方が変わってくると思います。
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