岡田斗司夫プレミアムブロマガ 2018/01/17
おはよう! 岡田斗司夫です。
今回は、2017/12/31配信「2028年はこうなる!?大晦日の夜に、岡田斗司夫が大予想!」の内容をご紹介します。
岡田斗司夫アーカイブチャンネルの会員は、限定放送を含むニコ生ゼミの動画およびテキスト、Webコラムやインタビュー記事、過去のイベント動画などのコンテンツをアーカイブサイトで自由にご覧いただけます。
サイトにアクセスするためのパスワードは、メール末尾に記載しています。
(※ご注意:アーカイブサイトにアクセスするためには、この「メルマガ専用 岡田斗司夫アーカイブ」、「岡田斗司夫 独演・講義チャンネル」、DMMオンラインサロン「岡田斗司夫ゼミ室」のいずれかの会員である必要があります。チャンネルに入会せずに過去のメルマガを単品購入されてもアーカイブサイトはご利用いただけませんのでご注意ください)
2017/12/31の内容一覧
- 2028年は、こうなる!
- 10年後の世界の概略
- 2028年、ユーチューバーはどうなる?
- 配信は「ナマモノ」である必要はない
- 2028年、アイドルはどうなる?
- 4タイプ「司令型のマンガ家の特徴」
- 2028年、Amazonはどうなる?
- 2028年、ニコ生はどうなる?
- お正月に遊びたいオモチャ、「ホワイトベースのプラモデル」、『スタートレック』のブリッジ
- さいとう・たかをのSF大作『デビル・キング』
- 戦争映画『太平洋機動作戦』、『ブルーマックス』、『西部戦線異常なし』
- アメリカ軍による無茶な単独東京爆撃を描いた『東京上空三十秒』
2028年、アイドルはどうなる?
次は「10年後のアイドルどうなっているのか?」というテーマですね。
僕がこれを考えたきっかけは、「女子高生アイドル妊娠発表大炎上事件」からなんですけども。
今年は、「地下アイドルストーカー事件」とか、今、言った「女子高生アイドル妊娠発表、しかも、相手はマネージャーだったということで大炎上事件」とか、アイドルにまつわるいろんな事件がありました。
アイドル文化というのが始まったのは70年代からなんですけど、1世代30年としても、もう2世代も経って、変質しているんですね。その上、今では、アニメとかゲームなどの「裏切らないアイドル」というのが定位置を占めてきている。
かつてのアイドルというのは、いまだにそれなりにまだ伸びている。おまけに、裏切らないゲームやアニメのアイドルというのもいる。アイドルと芸人以外の場所が無限に狭くなっているというのが、現状の芸能の世界だと思います。
アイドルというのは、その昔、南沙織あたりから始まった単独アイドルの時代から、キャンディーズなどの少人数グループという時代を経て、今では「大グループファミリー」というふうになってきました。
AKBグループなんていうのは、完全に大グループ以上のファミリーですよね。AKBグループの中での異動とかを見たら、これはもう、ジャニーズとか吉本と同じなんですよ。
実は、僕らはアイドルを見ているのではなく、アイドルグループという芸能プロダクションのお仕事というのを横から見ているんですね。よしもと芸人、ジャニーズアイドルと同じように、AKBグループのアイドルを見ているというふうになっているわけ。
ここまでは、まあ、別に今更、言わなくても現状のちょっとしたおさらいなんですけども。
今回の女子高生アイドル妊娠事件でよく言われるのが「プロ意識」ってことなんですね。
例えば、その妊娠を発表したアイドルにしても、「プロ意識が欠如している」とよく言われます。そして、妊娠させたマネージャーというのについても……これが、2年前から付き合っていたそうなんですけど(笑)。「そのマネージャーこそプロ意識が欠如している」っていうふうによく言われるんですけども。
でも、僕、これね、昭和の発想、20世紀的な感覚じゃないかなと思います。
だって、ユーチューバーにプロ意識は必要ないでしょ? 同じように、今現在のアイドルにとって、プロ意識っていうのはすでに個性の1つでしかないないと思うんですよ。
例えば、AKBグループの中で最もプロ意識があるという、渡辺麻友と、プロ意識があるとは思えないことをやった指原莉乃というのが、同じ線上に並んで紅白歌合戦で歌ってるわけですよね。この時点で、「プロ意識がある/ない」というのは、その人がウリにしている個性の1つでしかないということだと思うんですよね。
そうある限り、僕、プロ意識っていうのは、すでに絶対必要なものではなく、ただ単にアイドルの個性の 1つだと僕は考えます。
マネージャーに関しても、同様に、って言ったら変かもわかりませんけども、もうプロ意識というのを求めるのは無理な時代になっちゃったんじゃないかと考えております。
「アイドル自身にプロ意識が求められる」というよりは、もう、「プロ意識を持つかどうかはその人の個性」という時代になった。じゃあ、マネージャーはどうなのかというと、現に、もう、そうじゃない事態がどんどん出てきているから、なんとも言えないわけですね。
テレビとか劇場という、これまでだったら、アイドルを作るために絶対に必要だったようなものですら、ネットにその場を移したことで、別にテレビや劇場に出ていなくてもアイドルと言える。まあ、地下アイドルみたいなものもそうなんですけど。
売るための手段、集金手段、ファンをまとめる手段、すべてネットで可能になっちゃったというのが現状ですね。
では、10年後の2028年のアイドルはどうなっているんでしょうか。
まず、僕は、「アイドルはどうあるべきか?」ではなくて、「どうなってしまったんだろうか?」という現状追認から始めたいと思うんですよ。
そうやって、現状追認で考えていくと、例えば、さっきの「これまでのユーチューバーというのは食えなくなってくる」みたいな結論に至るわけですよ。すでに始まっている「芸人やアイドルのYouTube参加」ということがあるから、今の中途半端にタレントぶったユーチューバーが食っていけなくなるというふうに考えているんですね。
では、現状追認で考えた上で、アイドルがどうなるかというと。結論部分だけを言うと、10年後のアイドルというのは、僕は「貴族」になっていると思うんですよ。
おそらく、そういった新しい身分社会が、日本に、世界に成立しつつある時代を、僕らは生きているんですね。
なので、10年後のアイドルというのは、たぶん2種類に分かれます。
(続きはアーカイブサイトでご覧ください)
アーカイブサイトへのアクセス方法
限定放送を含むニコ生ゼミの動画およびテキスト、Webコラムやインタビュー記事、過去のイベント動画など、岡田斗司夫のコンテンツを下記のアーカイブサイトからご覧いただけます。
ここから先は有料になります
ニコニコポイントで購入する
チャンネルに入会して購読する
- この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。