岡田斗司夫プレミアムブロマガ 2017/05/29
おはよう! 岡田斗司夫です。
今回は、2016/10/23配信「ジブリ・ディズニー・日テレ終了の夏!復活の鍵は『熱風』にあり!!」の内容をご紹介します。
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2016/10/23の内容一覧
- 本日のお題
- 映画の配給収入・興行収入・放映料とは
- コスト高と大作主義になったジブリの敗北
- ディズニーランドの混雑・サービスの低下・アトラクションの陳腐化
- 「貧乏所帯」ユニバーサルスタジオジャパンの金の使い方
- 鈴木敏夫と二人三脚だった日テレ奥田誠治
- 映画人としての日テレ奥田誠治のすごさ
- 『ゲド戦記』を作るまでと奥田誠治の派閥
- 知能指数が高すぎる『熱風』と水戸黄門、中国のアニメ制作
- 制作分数が日本を超えた中国アニメと『銀魂』の影響
- バーチャルリアリティの楽な世界と人工知能特集
- 結論が見えない「原発抜きの電気で映画をつくりたいジブリ」
- 宮崎・鈴木・高畑、3人とも論旨が違う「憲法改正」
- 悪いことをしているのはむしろ叩き上げの人?「麻生家の人々」
- 編集部の恨み言が面白い「エヴァンゲリオン特集」
- ジブリを否定する『熱風』は宮崎駿の教科書でもある
- 思想性の高畑勲と東洋思想的な宮崎駿
- ジブリ復活、驚愕ポスト宮崎駿はあの人
- 次回告知
鈴木敏夫と二人三脚だった日テレ奥田誠治
『レッドタートル』惨敗でジブリ神話がもう完全に、前々からさっきも話しましたように赤字と黒字が交互だったんで、ジブリ神話は怪しまれてたんですけど、完全に終焉してしまったと。
しかしですね、11月の日本テレビの金曜ロードショーの目玉は、またもやジブリアニメ連続3回という、そろそろ誰が望んでるんだよーっていうやつになってきて、でも家にね、そろそろビデオデッキのない人もいるし、DVDとかも置いてない人もいるから、それなりに視聴率はあるのかと思います。
なんで新海誠の作品ができないのか、不思議ですよね、今でしょ、林先生じゃないですけども新海誠の作品を金曜ロードショーでやるのはまさに今のはずなのに、なぜそれがテレ東にされてしまったのか、テレビ東京に『秒速5センチメートル』をオンエアされてNHKのBSで新海誠特集で3作品くらいオンエアされたんですね。
なんで日本テレビではできなかったのかというと、アニメをいわゆるジブリ頼み、あと細田守頼みにしていたツケがきちゃったんですね。それは今、現に日本テレビ、日テレのなかではなんで新海誠を押さえられなかったんだっていう犯人探しが始まってるそうなんですね。
それと同時にこれまでのジブリにそこまで入れあげてきたのはなんでかっていう、未だにまた金曜ロードショーになって、それは奥田誠治さんという日本テレビの社員、すごい偉い人なんですけど、この人がほとんどジブリに入り浸りで鈴木敏夫さん、ジブリの社長の鈴木敏夫さんにずーっとくっついていて、二人三脚状態になったと。
じつは『千と千尋の神隠し』というアニメがあったけれど、奥田誠治さんの娘の名前がちあき、千に水晶の晶と書いて千晶というんですね。こういうふうに書いて、奥田誠治さんの娘が千晶さんといって、この女の子がじつは『千と千尋の神隠し』のモデルの子なんですよ。この話を宮崎駿が作ったというのが『千と千尋の神隠し』なんですけども、これが『熱風』の2016年6月号で「日本人と生活革命」という上野千鶴子さんがメインで執筆している恐ろしい回の『熱風』なんですけど、このなかでかなり語っているということで。
いちおう今のところ、今日の話としてはまず第1部ですね、ステージ1「ジブリ・ディズニー・日テレの敗北の夏だった」と。
ジブリの敗北というのは『レッドタートル』が失敗して、アニメーションを作るジブリというのは興行的にももう本当に赤信号が出てしまったということですね。
(中略)
じゃ、なんでジブリは今こうなったのか、原因分析ですね。
ジブリ業界紙『熱風』を読む。「日本人の生活革命」ですね。このなかで奥田誠治さんのエッセイが載ってるんですけども、すごく面白いです。
じつは『千と千尋の神隠し』というのは宮崎駿は作るつもりなかったんです。その当時、宮崎駿がやりたかったのは『煙突描きのリン』というアニメでした。イメージボードを何十枚も描いて、部屋中に貼ってたんですよ。でも鈴木敏夫は、この『煙突描きのリン』という企画が嫌いだった、大反対だったというふうに奥田誠治さんは書いてます。
(続きはアーカイブサイトでご覧ください)
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