岡田斗司夫プレミアムブロマガ 2017/04/23

おはよう! 岡田斗司夫です。

今回は、2017/04/16配信「『エロマンガ先生』と、マンガでわかる国際情勢」の内容をご紹介します。
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2017/04/16の内容一覧

『アカギ』鷲巣麻雀

 例えば、「今、中国や北朝鮮で戦争は本当に起きるのか?」というのは、最新の知識や深い知識、もしくは他所に流れない知識を持っている専門家に聞いてもよくわからないと思うんですね。あまり意味がないと思うんです。
 その理由は……漫画に書いてあります! 「こういう時は漫画に聞いてみよう」ですね!

(パネルを出す)
 これは、『アカギ』という麻雀漫画の、「鷲巣麻雀」のシーンなんですけども。
 鷲巣麻雀って何かというと、すべての麻雀牌の4分の3が透明なガラスで出来ている中で行う麻雀なんですよね。透明の牌だから自分の手が透けて見えてしまう。でも、残りの4分の1だけは見えないんですよ。「それが面白い。ドキドキする」と書いているんですけども。
 実はですね、政治評論家とか、あらゆる業界の評論家がやっていることは、「これ」なんですよね。一般の人に比べれば、牌は透け見えているんですよ。なので、一般の人よりはわかると。
 例えば、これまでのアメリカの政治の歴史を見ていたり、自民党の幹部の人に取材したり、もしくは友達になって話を聞いたり、一緒の番組をやっていたら、「裏話」みたいなものを聞くことはできる。つまり、全体の4分の3くらいの麻雀牌は透けていて、ガラスの状態なんですね。なので「次はどうなるのか?」っていうことも、麻雀でも相手の手が読めればどっちが勝つのかわかるように、未来というのもほぼ読めてくるんです。日本にしても世界にしても、そういう状況が、だいたい20年から30年くらい続いていたんですよね。

 でも、ここのところ政治評論家のみなさんは、予想を外すことが多いんですよね。例えば「イギリスのEU離脱」とか、「トランプ大統領の出現」とか、全部外している。
 これはなぜかというと、最近になって、それまで透けていたこの麻雀牌が一斉に見えなくなっているんですよね。麻雀牌が透明だった時は、自分たちにもわかると思っていたことが、どんどんわからなくなっている。これまでも、確かに4分の1は謎だったんですよ。でも、残りの4分の3が見えていたから、かろうじて先の手を予測できた。でも、それが急に見えなくなってしまった。なのでみんな困っている。僕が知っている限り政治評論家というのは、みんな基本的に「聞かれてもわからないこと」を聞かれてすごい困っているんですね。
 でも、聞かれたら答えざるを得ないから、みんな一所懸命、解説をひねり出しているんですね。

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