岡田斗司夫プレミアムブロマガ 2017/03/19
おはよう! 岡田斗司夫です。
今回は、2017/03/12配信「オタク40年史 ~アニメ・美少女・おもちゃの関係~」の内容をご紹介します。
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2017/03/12の内容一覧
- オープニング
- 『きかんしゃトーマス』から、日本とイギリス、危機管理の差が見えてきた
- 鉄道模型とおもちゃの違い
- 『きかんしゃトーマス』の監督は、サンダーバードのミニチュアスタッフ
- お母さんたちはなぜ『きかんしゃトーマス』にハマるのか?
- 「ドローンと合体して空を飛ぶ車」から見えてくる未来
- 腐女子・イズ・デッド
- 『オタク・イズ・デッド』再び
- 腐女子文化の一般化が進む
- ニコ生もデッド?
- オタクの40年史
- 現代アートとは何か
- 村上隆もいっぱい作って、いっぱい外している
- 誰でもわかる「MS少女」
- なぜモビルスーツを少女にするの?
- 巨大化し変形する「女の子」
- オタク業界とアート業界、違いは何か?
- 次回予告
「ドローンと合体して空を飛ぶ車」から見えてくる未来
「Pop.Up」というシステムを、ヨーロッパのエアバス社が発表したんですよね。
これ、面白いんですよ。(ボードを見せる)「電気自動車とドローンを組み合わせたPop.Upの中心部は、2.5m、高さ1.4mの乗員用カプセル」ということで。シャーシと呼ばれる動力車の上に載っている、この部分がカプセルなんですね。その上から4つのプロペラをつけた空を飛ぶマルチコプターが近づいているというイメージ画像です。
(中略)
これね、何が面白いのかっていうと、これによって見えてくる未来なんですね。
このシステムってすごくうまくできてる。
このエコノミーかスウィートのカプセルがあれば、人間の住む場所としても使えると思うんですよね。つまり、これを、自動車だとか、飛行機だとか、モビルスーツだと考えずに、実は「住居」だって考えればいいんですね。
僕らには、なんでこんなに移動が必要なのかとか、車が必要なのかっていうと、仕事が終われば家に帰るからなんですよ。でも、家に帰らなくても別にいいじゃないですか。固定電話がなくても僕らは携帯電話で生きてますよね。おじいちゃんおばあちゃんは「固定電話やFAXがないと」って言うけど、携帯電話を持っている人間からすれば「そんなのいらないでしょ?」って思うじゃないですか。同じように、この仕組みが実用化されて、スウィートのカプセルには続き部屋が2部屋くらいあったら、別にそこに住めちゃうわけですよね。
そっちの住環境をよくしていけば、本当に住んでる家なんて、このカプセルをガチャンと合体させられる固定型の住居ユニットというのをレンタルするだけでいいわけですから。
そうしたら僕らは、自分たち用にカスタマイズした住居カプセルごと移動して、その土地ごとの、和室がついていたりお風呂がデカかったりするようなユニットにガチャンと合体する。大きいお風呂が使いたい時とか、友達よんで飲みたい時っていうのは、そういう部屋に合体すればいいだけなんじゃないかなと思います。
現代でも「キャンピングカーで生きていく」っていうのがありますが、この発想はあくまでも「家の機能を持ったトレーラーを車で引っ張る」というもの。そうではなくて、「乗っている車が何かに合体してはじめて意味を持つ」というふうにしちゃえば、つまり、「乗ってる車の方は、最低限の生活ができればいい」というふうにしてしまえば、僕らのこれからの生活は無限の可能性が出て来ると思います。
(続きはアーカイブサイトでご覧ください)
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