岡田斗司夫プレミアムブロマガ 2017/03/10

おはよう! 岡田斗司夫です。

今回は、2017/02/26配信「けものフレンズ第7話まで見た感想と、海洋堂6万円シンゴジラが凄い」の内容をご紹介します。
岡田斗司夫アーカイブチャンネルの会員は、限定放送を含むニコ生ゼミの動画およびテキスト、Webコラムやインタビュー記事、過去のイベント動画などのコンテンツをアーカイブサイトで自由にご覧いただけます。
サイトにアクセスするためのパスワードは、メール末尾に記載しています。

(※ご注意:アーカイブサイトにアクセスするためには、この「メルマガ専用 岡田斗司夫アーカイブ」、「岡田斗司夫 独演・講義チャンネル」、DMMオンラインサロン「岡田斗司夫ゼミ室」のいずれかの会員である必要があります。チャンネルに入会せずに過去のメルマガを単品購入されてもアーカイブサイトはご利用いただけませんのでご注意ください)

2017/02/26の内容一覧

ジャパリパークは擬人化展示の動物園

 まず、『けものフレンズ』っていうのはどんなアニメかというと。巨大なサファリパークみたいなところが舞台で、その中には美少女がいっぱいいるんだけど、その美少女たちには耳とか尻尾とか、動物的な身体の一部分が付いていて、みんな、それを根拠に「私は動物だ!」と言い張っているというアニメなんだよ。
 そういう「動物娘」みたいなアニメって、ビジュアルだけならよくあるから、最初に見た時は「これ、どのジャンルの話かな?」っていうふうに思うんだけども。見てるとだんだん、「あ、これ、SFなんだな」と、わかってくる仕組みになっているんだ。
 人類がいなくなった後の世界でその動物園だけが残ってて、この中で、なぜかいろんな動物が女の子の形になっている。いや、そもそも、そこに生き残っているのが本当の動物かどうかもわからないんだ。ただ「女の子の姿になった状態の動物」がいる。それも各種族1匹ずつ。……いや、1匹ずつってことはないか。「ビーバーたちが力あわせて」ってセリフがあったから、画面には映らないんだけども、いっぱいいるのかもしれない。

(中略)

 『けものフレンズ』の中に出て来る動物園というのは、おそらくは「擬人化展示」なんだよね。……あ、悪いけど、これは俺の妄想だよ?(笑) 「SFファンにはこう見える」っていう話なんだけども。
 たぶん、あの動物園には、かつては本当の動物がいっぱいいたんだよ。本当のヤマネコがいたり、本当のイリオモテヤマネコがいたり。まあ、ツチノコのフレンズも出てきたから、かつては本当のツチノコもいたかどうかは知らないんだけども(笑)。まあ、本当の動物がいっぱいいたのだろうと。
 さっき説明した行動展示というやり方は、動物には都合がいいし、リアルな生態が見られる方式なんだけども。欠点として「運のいい人しか動物を見られない」んだよね。旭山動物園に行った時、僕が首を出した時にはたまたま白クマが近くにいたんだけど、「わっ! いた!」って思って慌てて娘と代わった時には、いなくなってて、娘は見ることができなかった。そういう運次第な部分があるんだ。
 僕が言った擬人化展示っていうのは何かというと、「動物たちと生態や能力をほぼ同じくしている女の子たちが、野生の環境の中で放されている動物たちとの間の通訳の役割をしてくれる」というもの。そういった女の子と一緒に動物たちの世界に入っていくことで、動物をより良く理解できるようになっている。だからこそ彼女たちは「フレンズ」っていうふうに呼ばれるんじゃないかって、SF的には解釈できる。
 作中に「人間は滅びた」っていうセリフがあるんだけど、この辺は、なんか製作者側の捻りがありそうで、ちょっと信じられない。いなくなってるだけなんだよね。おそらく「滅びた」んじゃなくて、「見捨てられた」んじゃないかなと思うんだ。つまり、この動物園っていうのは、維持が大変で、おまけにあんまり儲からなかったから、撤退したんじゃないのかなって思うんだよ。

(続きはアーカイブサイトでご覧ください)

アーカイブサイトへのアクセス方法

限定放送を含むニコ生ゼミの動画およびテキスト、Webコラムやインタビュー記事、過去のイベント動画など、岡田斗司夫のコンテンツを下記のアーカイブサイトからご覧いただけます。