第352号(2014年12月1日特別号)
『NEWSを疑え!』第352号(2014年12月1日特別号)
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【価格】1,000円/月(購読料のうち半分は、研究所の活動に対する維持会費とお考えいただき、ご理解をいただければ幸いに存じます。)
【発行日】2014/12/1
【発行周期】毎週月曜日、木曜日
【次回配信予定】12/4
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【今回の目次】
◎テクノ・アイ(Techno Eye)
・広島に核戦争指揮システムがやってくる?
(静岡県立大学グローバル地域センター特任助教・西恭之)
◎編集後記
・『フューリー』を観てきました(小川和久)
【再掲】『NEWSを疑え!』第159号(2012年11月1日号)
◎ストラテジック・アイ(Strategic Eye)
◇◆日本映画も学びたいハリウッドの軍事考証システム
◆ディテールを忘れて駄作になる日本の映画・ドラマ
◆シラケさせないアメリカ映画のリアリティ
◆ハリウッド映画を支える国防総省と米軍
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◎テクノ・アイ(Techno Eye)
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・広島に核戦争指揮システムがやってくる?
(静岡県立大学グローバル地域センター特任助教・西恭之)
日本の平和主義を代表するスローガンは「唯一の被爆国」である。日本国民は自国への核兵器の持ち込みに反対するだけでなく、米国が核兵器の性能を維持するため行なう臨界前核実験に抗議する自治体も少なくない。
しかしながら、日本の核兵器反対の言動は目に見える核兵器や実験に偏っており、米国など核保有国の首脳が核兵器使用のための指揮通信システムを常に帯同している現実には、全く無頓着のようだ。
たとえば米国は、世界のどこからでも大統領の攻撃命令を核兵器部隊に伝える体制を維持しており、2016年に日本で開かれる主要国首脳会議(サミット)が例外となる見込みはない。それにもかかわらず、日本国内の開催地誘致・選定活動において、このことが考慮されている気配はない。
米国の大統領に、黒いカバンを手に提げた軍人が付き従っている映像を見たことのある読者も多いと思う。このカバンは通称「核のフットボール」、正式名称「大統領非常用手提げカバン」という、黒革で覆われたゼロ・ハリバートンのアタッシェケースである。
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