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のすじいのそーさく日誌150・・神無月雑話・・

2019/11/05 16:25 投稿

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神無月は10月と言うが実は旧暦の10月
新暦では10月末から12月初旬を言うから
本来は今が本当の神無月なのかも知れず。

出雲の国にすべての神が集まる月ゆえ
神無し月と呼び、其れが今の名に成ったというが
其れは俗説が広く流布されたもので
此の言葉の本義は=神な月=・・つまり神の月と言うこと。

梅雨を含む旧暦6月も水無月という呼ばれ方をしていて
此れも水が無いのではなく=水の月=って意味らしい。

収穫が終わり神に感謝する神嘗の祭も終え
更に新嘗と言う人の収穫祭を迎えるこの月こそは
逆に神と人との距離が一番近くなる季節。

其れゆえに神の月と言い慣わすようになり
いつの間にか全国神様出雲大集会月間に変じた訳である。

尤も此の神無月、出雲に集わぬ神も居るのだ。

例えば諏訪大社の諏訪明神は出雲に参じたところ
あまりに其のご神体が巨大すぎて諸神の妨げになる、と
=あんた邪魔ってえか頼むから来ないでくれ=と言われ
諏訪明神だけは出雲出張から外されたという伝説がある。

また能登の宝達志水町、志乎神社の主神の一柱だけは
神無月でも神社に留まり能登を守護するという伝承から
此の神社は=鍵取明神=と呼ばれ留守安全の神とされる。

まあ祀られてるのが素盞嗚尊・大国主命・建御名方神と言う
日本神話生粋の武闘派で、残留するのは一番下っ端の建御名方神
まあガードマンには最適なんかも知れんが微妙に気の毒(笑)

因みに全国の神社には恵比寿神が派遣されて留守するそうな。

此の恵比寿という神も本来は蛭子(えびす)、
記紀の国生みで伊弉諾と伊弉冉が最初にやっちゃって出来た
形の不定形な異形の規格外品なモノの神格化。

胡座で其のご神影が顕されるのも脚が不自由という暗喩。
何せ生まれた後此れは拙いのが出来たってんで
葦船で流されたってえか捨てられた神様・・
色んな意味で危うい部分が多い神なんだが.

其の為か恵比寿(蛭子)は漁師の間で水死体の隠語。
浮遊する遺骸の下に大概魚群が付くものだから
逆に不吉だが縁起物としての側面もある奇妙な民間信仰もある。

色んな意味で留守居の神は似合いの位置なのかも知れず。

まあ、祝いごとに付きものの相方、大黒天も
印度のマハカーラ・・大いなる暗黒・・つまり死神だから
生と死の狭間にある神と言うのは強力な神格なのかもねえ。



先ほど述べた諏訪大社の神も実のところ・・
あの御柱祭の荒ぶり方でも判るように
元々は強力な荒神、土着の蛇神であるミシャグチと
其の眷属が主神だったところへ建御名方神が祀られた
一種の混淆神格であり日本神話でも図抜けた=古きもの=なのね。

もしかすると戸隠の九頭竜神あたりと同根の代物かも知れず・・
信濃、諏訪、越、此のあたりの神は意外に面白いんだわ。
下手したら高天原の神格よりはるかに古く、本来の日本土着らしくて。

まあ、其れ故に・・素直に招集に応じねえし出雲のほうも呼びたくねえ・・
そんな理由,記紀神話以前の確執がほの見える気もするなあ(笑)
此の神無月(神な月)に関する風習や言い伝えを散見してると。

あと天神さんや稲荷、弁財天、金毘羅さんなんてのも
出自が人間だったり異国流れだったり仏教外護神だったりで
神無月に出雲には行かぬという俗説がある・・・大黒天もね。
恵比寿さんのほうは全国留守番ツアーで大忙しだけど(笑)

まあ、全国縁結び神様定期集会を出雲でやらかす一方で
其処に参加せぬ神、外来外護神が留守番に事寄せて
出雲の主流派のグチ吹きながら酒宴でもして、と想像すると
何となく日本神話、日本神道も身近なものに思える気が

通りゃんせ さとうささら


個人的には滋賀県にある豊満神社・・参拝したいんだよね(笑)
とよみつ神社と読むんだけど俗称ほーまん様だそうで。
巫女さん悉くグラマーでむっちむちだと凄く嬉しい・・かも。



此の季節、神社は初冬の寒気に包まれ一層神寂びる。
其の神域の=気=に触れてみるのも良いのでは・・(微笑)




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