のりこえねっと通信

【のりこえねっと通信0006号】

2013/11/26 20:25 投稿

  • タグ:
  • のりこえねっと
  • ヘイトスピーチ
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■■■     のりこえねっと通信 0006号 2013年11月26日発行
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■                                             ★転送歓迎★
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★メールアドレスのご変更等は、info@norikoenet.org までご連絡下さい。
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賛同者の皆さまへ

 4号で「あいかわらずヘイトスピーチやヘイトデモが続いています」と書
きましたが、日本社会に根強く続く差別の根は深く広がっているように感じ
ます。全国で行われているヘイト差別行為をチェックするために、以下の
URLを見ています。
行動する保守のカレンダー全国版 http://calendar.zaitokukai.info/
ここのリンクから飛んで行ったそれぞれの差別デモや街宣のひどさには
呪われたような気分になりますが、これらにきちんと向き合うためには
チェックするのをやめるわけにはいきません。
ぜひこのカレンダーを見て、時間がとれたらまず一度見ていただくことを
お願いしたいと思います。そこで何を感じたのかをお知らせいただければ
幸いです。

 今回の通信では、11月28日に行われる国会議員有志による
「差別撤廃国会内集会」のご案内とのりこえねっとTVの告知・報告を
中心に知らせします。


●1.国会議員有志による第3回「差別撤廃国会内集会」に参加を

ヘイト・スピーチに対する3月、5月の国会議員有志主催の反対集会に続く
第3回目の集会です。

■日時 11月28日(木) 午後5時~7時(午後4時半受付開始)
■場所 参議院議員会館1階講堂
(地下鉄「永田町駅」「国会議事堂前」下車)
■パネラー 安田浩一(ジャーナリスト) 師岡康子(大阪経済法科大学)
      田島泰彦(上智大学)李春煕(弁護士)
       辛淑玉(のりこえねっと共同代表)
      野間易通(対レイシスト行動集団 C.R.A.C)ほか
      ※敬称略・順不同
■呼びかけ人 超党派国会議員有志(公明、民主、共産、社民、大地)
■参加を希望される方はお名前、ご連絡先を明記して下記メールアドレ
ス宛てにご連絡下さい。
     arita@gol.com (有田芳生参議院議員)


●2.新聞・テレビの報道から

1)ヘイトスピーチやむ気配なし
 (考 民主主義はいま)朝日新聞 11月22日 武田肇
あからさまな差別表現で在日韓国・朝鮮人らを攻撃し、憎しみをあおるヘ
イトスピーチ。「在日特権を許さない市民の会」(在特会)の街頭宣伝を
「人種差別」として高額賠償を命じた10月の京都地裁判決後も排外主義
的なデモは続く。判決は何を問いかけたのか。様々な現場を訪ねて考えた。
(以下略)
http://digital.asahi.com/articles/OSK201311210164.html?_requesturl=articles/OS
K201311210164.html&ref=comkiji_txt_end_s_kjid_OSK201311210164
※朝日新聞会員登録が必要です。


●3.今後の反レイシズム情報(再掲および新着)
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★公式サイト 学習会カレンダーにも順次掲載致します!★
http://www.norikoenet.org/workshop.html#callendar
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1)「レイシズム、あかん。」第4弾
-今、あらためてヘイトスピーチにNO!
日時 11月28日(木) 18:30~21:00
会場 ドーンセンター(大阪府立男女共同参画・青少年センター)
     5F 大会議室2
http://www.dawncenter.or.jp/shisetsu/map.html
(地下鉄谷町線/京阪線 『天満橋』下車)
報告 冨増四季さん (弁護士、京都朝鮮学校襲撃事件原告弁護団メンバー)
前田朗さん (東京造形大学教授、『なぜ、いまヘイト・スピーチなのか』
編著者、のりこえねっと共同代表)
師岡康子さん (外国人人権法連絡会運営委員)-東京よりスカイプ参加
報告後、質疑応答および意見交換。
参加資料代 500円 (IMADR-JCおよびヒューライツ大阪会員は無料)
主催 人種差別撤廃NGOネットワーク
   反差別国際運動日本委員会(IMADR-JC)
   アジア・太平洋人権情報センター(ヒューライツ大阪)
http://www.hurights.or.jp/japan/new-project/2013/11/no1128-1.html


2)「ヘイトスピーチとネット右翼」-今後の「在日」のかたち
日時 12月1日(日)18:30~20:30
会場 ウィンクあいち 大会議室
講師 辛淑玉(「のりこえねっと」共同代表)
   安田浩一(ジャーナリスト)
主催 日韓市民公開講座実行委員会
問合せ TEL:03-3453-2326 FAX:03-3453-0881
        info@seinenkai.org
主管 在日韓国青年会愛知県本部
http://www.aichi.seinenkai.org/index.htm
後援 のりこえねっと


3)『なぜ、いまヘイト・スピーチなのか』出版記念トーク集会(New)
日時 12月 7日 (土), 14:00 ~ 17:00
場所 ハロー貸会議室永田町(地下鉄永田町駅4番出口徒歩2分)
   東京都千代田区平河町2-16-9 (地図)
講演 「ヘイト・スピーチをのりこえる」辛淑玉(のりこえねっと共同代表)
執筆者連続トーク「いま、何が求められているか」
前田朗(東京造形大学教授)
師岡康子(大阪経済法科大学アジア太平洋研究センター客員研究員)
ほか数名予定。

参加費:1,500円
(前田朗編『なぜ、いまヘイト・スピーチなのか』1冊付き)
主催:
『なぜ、いまヘイト・スピーチなのか』出版記念トーク集会実行委員会
E-mail:maeda@zokei.ac.jp 
当日電話:070-6976-3100(三一書房気付)
http://31shobo.com/wp-

content/uploads/2013/11/a6d435770fd1405eff17ccd070da5642
.pdf


4)差別・排外主義にNO!12.8討論集会(New)
 2013年新大久保・京都判決を振り返って━何が起こっているのか?
何が問題なのか?
日時 12月8日(日)13;15開場、13:30 開始
会場 南部労政会館 5・6集会室
   (JR大崎駅南口・ゲートシティ大崎・ウエストタワー2F)
第一部 報告
 ・新大久保カウンター行動について
   金展克さん(新大久保でカウンター行動 や署名活動等を展開)
 ・京都朝鮮第一初級学校襲撃事件裁判について
   金尚均さん(龍谷大教員)
 ・2000年以降の差別・排外主義の動向とその背景
   (差別・排外主義に反対する連絡会)
 ・2009年蕨事件以降の連絡会の取り組みと具体的問題
   (差別・排外主義に反対する連絡会)
 ・各報告を受けて:鵜飼哲さん(『インパクション』編集委員)
第二部 パネルディスカッション:
 [排外主義勢力との対決と社会的包囲網/攻撃にさらされながら闘う人々との
連帯の方法/排外主義廃絶のための法的規制などをめぐって]
パネリスト: 金展克さん/金尚均さん/鵜飼哲さん/連絡会メンバー
主催 差別・排外主義に反対する連絡会
http://noracismnodiscrimination.blogspot.jp/


5)「人権と差別」
日時 12月8日(日)15:00~17:30
会場 大泉町文化むら
講師 アンジェロ・イシ(武蔵大学教授)
    安田浩一(ジャーナリスト)
主催 日韓市民公開講座実行委員会
問合せ TEL:03-3453-2326 FAX:03-3453-0881
        info@seinenkai.org
主管 在日韓国青年会群馬県本部


6)世界人権宣言65周年記念東京集会(New)
日時 12月10日(火)13:30~15:45
会場 日本教育会館 一ツ橋ホール(地下鉄神保町駅下車)
地図 http://www.jec.or.jp/koutuu/index.html
講演 安田浩一「在特会取材から見えてきた日本の人権状況」
特別アピール 辛淑玉「ヘイトスピーチを許さない行動を』(仮)
会場費:3,000円
主催:世界人権宣言中央実行委員会
問い合わせtel:03-6280-3360 部落解放同盟中央本部


7)「ヘイトスピーチって、なに?」 
日時 12月 18日 (水)19:00~21:00
会場 島根県民会館(松江市殿町158)
http://www.cul-shimane.jp/hall/access/index.html
主催 のりこえねっと紫の風
連絡先 murasakinokaze@kmd.biglobe.ne.jp


●4.のりこえねっと活動報告

1)のりこえねっと連続セミナー第2回(11月20日)
ヘイトスピーチに向き合う「逆転の方法」
講師 中島眞一郎(行政書士/コムスタカ─外国人と共に生きる会代表)

はるばる熊本からお越し頂き、お話しを伺いました。
自分のプロフィールで1970年代からかかわってきた市民運動について
在日外国人の人権、本島長崎市長銃撃抗議、オウム真理教差別反対など
それぞれの運動してきた中で、共通するものがあると指摘しました。
「日本社会はオセロゲームの社会」決定権を握る人は少数だが、周りは
強いものにつくように浮遊しているだけで、両方を抑えられると対抗する
ものがゼロになる。これに対抗するには、相手方との対峙関係をつくる。
そのために発信源となり、個人として対等な関係で全体をとして向き合い、
1対1の関係にすることが重要と述べました。
具体的には、銃撃した右翼団体事務所に7歳の息子を含め4人でのりこん
だ時のこと、相手も「赤軍派が来る」と脅えており、代表者と堂々とわた
りあうことができたことを述べました。
「ヘイトスピーチに対抗するにはどうしたら良いか」という質問には、
直接彼らと対話して説得する回路を持つことや、周りの人間と対話して
ヘイトスピーチの問題点を理解する人間を増やすことが重要と答えました。


2)竹田発言に関するBPOへの審理要請
10月20日放送にかかる読売テレビ系列「たかじんのそこまで言って委
員会」における竹田恒泰氏の発言に対する抗議文を、10月30日付で読売テ
レビに内容証明で送付しましたが(HP参照)、BPO((放送倫理・番
組向上機構放送倫理検証委員会 NHKと民放連で構成する放送への苦情、
人権侵害を申し立てる第三者機関)にも審理要請し、竹田発言について放
送局の責任を追及する準備を進めています。


 ●5.のりこえねっとTV:

先々週・先週と第2回、第3回の放送を行いました。まだ手探りの状況が
続き、生放送の配信などでうまくいかず、視聴者の皆様には不快な部分も
多かったことと思います。お詫び申し上げます。

さて、第2回放送では、共同代表の中沢けいさんに「拡散するヘイトスピ
ーチ」と題して、ヘイトスピーチの現状分析をしていただきました。
第3回放送では、初めて生放送に取り組みました。行政書士で「コムスタ
カ─外国人と共に生きる会代表」の中島眞一郎氏をお迎えして、辛淑玉共
同代表がお話を伺いました。内容はのりこねっとセミナーと近いものでし
たが、貴重な話を聞くことができたのではいかと思います。

次回以降の番組予告は以下の通りです。あわせて視聴方法についてもあら
ためて記載します。

【視聴方法】
・初回にニコニコ動画に会員登録が必要です。(無料)
http://www.nicovideo.jp/

・メールアドレスとニックネームと、性別、年齢をいれるだけです。
・そして、以下にアクセスすると見られます。
http://ch.nicovideo.jp/norikoenet-tv


第4回目は、当団体の共同代表であり、松本サリン事件の被害者であった
河野義行氏の講演録を放送いたします。
◎放送日時 11/27(水) 22:00-23:00
◎タイトル
「ヘイトスピーチを乗り越える」河野義行さんプライベート講演録

河野義行さんの生き方、どうやってあの事件とその後を乗り越えてきたのか、
事件の事実を、河野さんの人生観も含めて、じっくりと語って頂きます。
必見です!
◎入口URL http://live.nicovideo.jp/watch/lv160195025


●6.皆さんへお願い

先週土曜日、ヘイトスピーチに反対する会
 現在、のりこえねっとTVはニコニコ生放送( http://live.nicovideo.jp/ )
の番組表に掲載されておりません。
番組表に掲載されるためには、【予約】【タイムシフト】の人数が100名
を超えなければなりません。ぜひ、みなさんのご協力が必要です。拡散・
周知も何卒お願い致します。


●7.編集後記
先週土曜日、ヘイトスピーチに反対する会の学習会に参加してきました。
http://livingtogether.blog91.fc2.com/blog-entry-122.html
「『差別糾弾・確認会』とは何か? その理念、意義、課題から学ぶ
~ 八鹿高校事件の経緯を踏まえて ~」と題した学習会でしたが、講師の
浦本誉至史さんは10年前に1年半の間に100通にも及ぶ大量差別はが
きを受け取った当事者被害者でした。この事件は、匿名のはがきや嫌がら
せを受けた他の被害者そして部落解放同盟、マスメディアや行政当局の力
をもとに送った犯人を捕まえることができた数少ない事件です。この差別
事件の背景、当事者として感じたことなど、まさに現在のヘイトスピーチ
が横行する日本社会の縮図・典型として学ぶことができました。
一度のりこえねっとでお話しいただきたいと考えております。日程が決まり
ましたら、改めてお知らせします。

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発行:のりこえねっと事務局
運営団体:のりこえねっと
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