のりぃの妄言録

モハル! 追跡編【伝】

2021/03/31 01:05 投稿

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 【 追跡! 魔女の真意 】

 ジェビーは、尾の結晶を地面に刺して切り離す
 ・・そこからぼんやりと徐々に、オオナズチの眼が蠢く帽子を被った
 『魔女』の姿が現れた


 『やあ、久しぶり・・・ 迎撃は成功したようだね』

 その声は祠とは違い、鮮明に聞こえる
 沼地は今、深い霧で覆われている・・霧は、魔女の能力。
 無関係ではないのだろう・・・

 「・・・どうなれば、あんたは満足する?
  答えを聞きたい」

 『・・そうだね』
 『キミが見た通りだと言っておこう。
  ・・・ガブラの拘束に成功したなら・・そちらに行くかも知れない』

 「今まで・・様々なハンターを誘い込んでいた理由も同じか・・?」

 『・・・・』
 『反省して欲しかったんだよ』
 『融合体にされた人間が、どんな目に合うか・・・
  その身をもって・・・ 体験して欲しかった』

 「・・待て それでは ・・・あんたが、まさか」

 『・・・ああ、そうだよ
  彼をガブラスと融合させたのは私・・・
  融合体の楽園に閉じ込めたのも私だ』

 『・・記憶を失っても、研究を続けてるのは計算外だったけど・・』

 「・・・ふ~ん、遠回しなことをするのね
  まだ、ガブラに未練があるのかしら?」

 キリンが核心を突く

 『・・・参ったね
  そう、変化に期待したんだ・・・
  私じゃあ・・ きっと彼を殺すしかできない』
 『・・でも この姿にされる前は・・彼を慕っていたのは確かだ』

 『ここに送る時に・・ ハンター、キミに言ったよね?
  未来を、みせてと・・・』

 「・・・よくわからないが、捕まえればいいんだな?」

 『・・そうなるね』
 『融合体と協力できるキミならば・・ やり遂げると信じているよ』

 魔女の姿が歪み、次第に霧散する
 ・・・通信が終わったのか


 「・・・・」
 「ガブラの捕獲ねぇ・・・」

 自ら折った金獅子の角を2,3回トスしながらキリンは
 火山には行けない旨を伝える

 ジェビーも意見は同じだった

 ・・・まぁ、期待はしていなかったが・・
 一度、リオラールまで戻った方がよさそうだ。

 「・・あの、戻るのってまさかまた・・ モグラ穴?」
 「ソウダナ」
 「・・・ッ、」

 ザザ美がここへ来るまでを思い出し、お尻を押さえてうつむく

 ジェビーがまたもぞもぞと、自分の空けた穴へ潜っていく
 ・・・まぁ今度は、キリンを探すわけではないから
 来るときよりはスムーズだろう・・・

 「誰か1人なら跳んで送ってあげるわよ? ハンターとか」
 「連れ去るつもり満々じゃないですかやだー!」
 「冗談よ。・・・洞窟につながってるのよね、私も行こうかしら」
 「えっ、ダメですよ? ・・・仕方ない、お義兄ちゃんの後ろで」
 「はいはい」

 ・・・ん? 待てよ?
 折れてるとはいえキリンには一本角が・・・

 ムニュ

 「きゃっ」
 ・・む? また、立ち止まったのか?

 「すまん・・ 今、下がる・・・」
 「ん? なんなの?・・あっ」

 ブスッ アーッ!!

 ハンターは新たな扉を開いた・・・





 つづく



※魔女が蛇を閉じ込めた手順※

稀代の天才として評判が高かった蛇だが、
融合体の研究が深まるごとに犠牲が増え、ギルドの不信感を累積させていく
ハンターとモンスターの研究棟でもあった天廊に移り、
蛇は更なる研究に没頭するのだが・・・

グァン・ゾルムの襲撃で、天廊の研究室は放棄することになり
ギルドからの評判の悪い蛇と、その成果である融合体の立場はよろしくない
このまま元の場所に戻って、居場所はあるかどうか・・・

なので、融合体たちを隔離された空間に移動させ、
魔女自身は霧の能力で世界からドロンするという計画を蛇に話す
蛇は了承し、隔離空間に自ら入ったのだが・・・
「通り道」に「融合プロセス」を仕掛けておき、
むこうで目覚めた頃には融合体になっている・・という

「眠っている間に改造された」仕返しを見事に行ったのだ

つまり

融合後の記憶の混濁から立ち直り
落ち着きを取り戻した後、自分の能力を研究し
アイルーの技術を転用して、融合体たちを収納できる隔離空間を作る

先に融合体たちを隔離空間に送って見せる

天廊の大撤収時に、自ら入るように促し
仕掛けておいた融合プロセスでガブラスと融合させる

記憶は混濁したが、蛇は融合体研究だけは忘れなかった(誤算

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