のりぃの妄言録

モハル! 追跡編【雷】

2021/03/25 10:25 投稿

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 【 追跡! 激昂の金獅子 】

 金獅子・・ ラージャンの融合体、その大男と
 朽ちた塔の底で向かい合う
 人型になっても、その威圧感たるや・・ 依頼がなければ
 恐らく、隙を見て逃げ出していただろう

 中空の塔の最下層、広さは小さな闘技場ぐらいはある・・が、
 作戦上、走り回ることはできない。この場で打ち合うことになる。

 ルコ・ディオラの磁力を帯びた角輝くクシャルの太刀を
 正面に構える・・ ディオーラ姉妹との絆か、より感触は軽くなった
 キリンの手袋も装備しており、金獅子を見据えて握りこんだ

 金獅子はぶらぶら歩きながら、意識の隙間を狙うような
 急に目の前に現れる拳を放つが、2、3発見切ってかわす・・・
 キリンに仕込まれた身体強化の賜物か

 ガン! ・・視界の外から、
 混ぜ放たれた回し蹴りを、巨大化した赤盾が防ぐ
 空を舞う青い蟹剣が、金獅子の脚へ斬りかかる・・・

 掌底で剣を叩き落すと、蟹剣はハンターの右側 肩辺りの宙に浮いた
 (※武器の浮遊は、ルコと絆を結んだことで可能になったようだ)

 ハンターの後方にいる姉妹は不用意に近づかず、
 絆の武器をそれぞれ遠隔操作して援護する構えのようだ

 金獅子は苛立った顔をする
 ハンターの背後には、朽ちた階段や崩落した石材の瓦礫があり、
 姉妹に近づくには、ハンターをどかせるしかない

 「・・・ああ、そうかよ
  ならコイツをくれてやろう」

 ヴォン・・・
 指輪の光が一つ消え、巨大な雷玉を放り投げる

 ハンターは刀を地面に突き立て、
 両手で雷玉を・・・

 バチィッ!!

 金獅子に向かってはじき返した!
 激しい炸裂音を上げたが、さすがに自分の技で死ぬほど間抜けではないか・・
 少しよろめいたが、眼光鋭く・・体毛が帯電し、怒りの咆哮を上げる

 5つとも黒くなった片手の指輪をみて舌打ちしたあと、
 ハンターの手元を睨む

 「キリン臭いと思ったが・・なるほど」

 地を走る雷の筋が脳裏に浮かぶ。それは回り込むように描かれていた。
 ・・高速移動の予兆か・・?
 突き立てた刀のルコの角が輝く・・ 雷の筋を曲げるイメージを浮かべ、
 ハンターの眼前を通り、朽ちた階段にぶつかるように改ざんする・・
 その通り道に刃筋を合わせて振り抜いた

 「!?」

 金獅子が視界から消えた直後、その脇腹を刃が捉える
 だが惜しい、防具の上だった・・
 一瞬怯ませたが、反撃で後退し 姉妹への接近を許してしまった
 追いすがるハンターを適当にいなして怯えるギザ魅につかみかかる・・
 ザザ美が引き離そうと金獅子に近づき・・・

 結晶の塊になった

 「・・・あぁ・・?」

 パキッ・・・ ブクブクブク ガシャーン!!
 砕け散った結晶が金獅子に刺さり、さらにそこからブクブクと反応して
 爆発した・・・

 結晶の流れ弾を防ぐように赤盾が浮遊し、ハンターを守る・・・
 心配そうに上方、分断された螺旋階段の回廊から
 姉妹が顔を出し、すぐにまた隠れた

 結晶に姿を変えた・・ いや、姉妹に偽装していた結晶のあったところから
 アクラの尾が潜っていく・・ハンターの背後に移動して少女は顔を出した

 アクラ・ヴァシムの体液から作られるこれらの結晶は、
 獲物の体力(スタミナ)を奪って爆発するという恐ろしいもので
 金獅子がハンター基準であると仮定すると・・

 ハンターはスッと刀を上段に構え、
 わなわなと震えながらも、何やら笑みを浮かべる金獅子を鋭く突いた
 結晶を受け、爆発し(スタミナを奪われ)、それでもなお背後からの攻撃を
 身をよじってかわす・・・ だが、そこまでのはずだ(スタミナレッドゾーン)

 続けて薙ぎ払い、金獅子にガードさせる
 振りぬいて更にもう一撃、ギザ魅の操る蟹剣と合わせた連撃で
 金獅子をその場に押しとどめた

 ズガァン!!!

 上空から雷がほとばしる。
 金獅子めがけて落ちたそれは、キリンの生み出した軌跡だった
 一瞬の隙を捉え、その片角をへし折り、着地する

 並みの融合体なら首も折れていたであろう落雷のような蹴りに、
 さすがにたまらず転げまわる金獅子・・・

 角を押さえ、片膝で立ち・・動きを止めた大男にキリンが言う

 「ハァ・・ やってやったわ、私たちの勝ちよ
  私の角を返しなさい・・・ まさか、嫌だとは言わないわよね?」

 「ク・・ククク・・・ 返す気などなかったからな
  お前の角は腹の中だ」
 「! な、クソ・・クソザル! 私の・・ッ
  汚らわしい! 殺す! 殺してやるッ!!」

 「グハハハ!!」
 「何がおかしい!!」

 「孤高だったお前が、お供を連れて勝ち誇っているのだから
  笑わずにいられるかよ・・ だが」
 「それでいい・・・ 俺が打ち破るべき敵は、弱くとも、
  小細工・・罠を巡らせ、仲間を寄せ集め、強者を挫く勇者どもだ
  それらをすべて踏みつぶし、受けきり、勝利する
  それが俺の・・ 不変の喜びよ」
 「・・・まったくよく喋るサルだこと すべて分かって飛び込んできたとでも?」
 「聞くまでもないだろう?」
 「・・傲慢ね。死ぬまで戦いたいなら、続けましょうか?」

 ・・・奇襲のタネは尽きた
 もし、全快できたり・・自爆でもされようものなら
 危機に陥るのは間違いなくこちらだ。
 キリンは跳んで逃げられるとしても、姉妹とハンターは無事ではすむまい・・

 挑発しないで・・ キリンさん・・・

 「・・素直に敗走させてもらおう、用事は済んだからな」
 「・・・あら、私たちに負けに来たのかしら?」
 「『魔女』が本当に来るかどうか、の確認さ 予想通りというやつだ」

 ・・・確かに、蛇が仕掛けてくる以上
 この世界にわざわざ入るのは危険だ 外から観察できるのなら

 ・・ならなぜ、場所を指定したんだ・・・?
 深い霧・・ 霧は魔女の能力・・・ そうか・・もしかすると
 観察するために、場所を指定したのか・・・!

 「・・・魔女は、ガブラの反省を望んでいる」
 「・・ほう? なるほど・・
  帰ったら、ヤツに『塔の上で土下座でもしとけ』って言っておくか」

 「ところでハンター・・ 場所を変えてもう一戦やろうじゃないか
  ・・・火山・・ いずれテスカートにも来るんだろう? 待ってるぞ」

 ドシュンッ!!
 唐突に金獅子の姿が消える。恐らくは上空に跳んだのだろう・・・
 振り返ってアクラの姿を確認し、名前を呼んで姉妹の姿を確認した
 ・・・誰か連れ去られても対応できなかっただろうが、
 本当に帰っただけのようで良かった・・・

 「・・・協力、感謝するわ、ハンター
  角は残念だったけど・・ お礼にキスでもいいかしら?」

 ガタタッ ガリガリガリ
 慌てて壁を伝って降りて来る姉妹(ギザ魅主導)
 勢い余ってザザ美が空中に投げ出されたので、走って壁を蹴り、
 三角跳びの要領で受け止めて地面を転がる

 さっすがーと ハンターの肩を叩くギザ魅
 痛い。

 ・・この流れでキスしてもらうわけにはいかないだろう
 目を丸くしているキリンに提案する

 「・・アクラがいなければ厳しかった作戦だ
  彼女にキスしてやればどうだ?」
 「・・・うーん それ、面白いかもね」

 事態を察知して地下に潜ろうとする少女を後ろから捕まえ、
 持ちあげて抱きしめるキリン

 「ヤ・・ヤメ」
 「嫌ならキスはしないわよ・・
  でも、お礼は言わせてくれない?
  ありがと、ジェビー」
 「・・・!」

 うつむいて恥ずかしがる姿が尊い
 ・・ジェビー? ・・・ドレスが黒いのにアクラ・ジェビアか・・
 わかんねぇな!だがそうか・・沼地はそうか

 「知り合いだったんだな」
 「婆さんのとこで、たまに見かけたって程度だけどね
  ・・まぁ、抱きしめたいとは思っていたわ」
 「正直な人・・・」

 「!!」
 ジェビーが硬直する。ジジッという音が、彼女の水晶から鳴り始めた・・・

 「ツウシン キタ」

 観察していた・・ ことを裏付けるタイミングでの通信・・・
 魔女は一体何を語ってくれるのだろうか・・



 つづく



 追記 べ、べつにユーザーブログの死期が決まったから
   慌てて書いてるんじゃないんだからね!(慌てて書きました)

   ひゃあ! 急ぎ過ぎてひどい出来だ!(土下座

   書ききれるかは不明。

 <解説> ジェビー(JB)※アクラの少女 拡張能力

 深い霧が周囲に出ている時のみ使用可能。
 (魔女が直接設計したから、という隠し設定)
 ・映像の投影、それによる錯視
 ・高精度の通信

 通常時
 ・接触した相手へ映像の送信
 ・低精度の通信

 ・爆発する結晶液の噴射、設置、投射
 ・細かい結晶をモグラ穴各所に張り付けて灯りにする

 姉妹とキリンは瓦礫に偽装した結晶で組み立てた
 なんかアレに隠れていた。
 雷玉を通してしまうと、背後の偽装結晶を破壊されるので
 ハンターは金獅子に向けてはじき返した。(上に返すと足場が破壊されるため)

 上の結晶には、ハンターの背後にある結晶とジェビーの視界が送信される。
 これを元にして姉妹は隠れたまま援護、キリンが落雷キックの機会を伺っていた・・

 ・・・という感じでした(今更の説明)

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