のりぃの妄言録

モハル! 探索編【秘】

2020/08/17 01:58 投稿

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 【 探索! 砂漠の祠 】

 ルコ=ディオラの融合体は、尻尾を切られた衝撃で凝集を中断し、
 空から落ち、やや離れた砂上に転がった

 尻尾を切った後、刀から伝わる感覚が少し変わる


 「・・・今更なんだが、俺たちは君を保護しに来たんだ」
 「・・本当に今更ですね・・・」

 「・・・! か、下等種が 私を・・保護ォ!?」
 「シャルカに頼まれたんだ」
 「お、おね・・ さまが」
 「やり過ぎた、と謝っていたぞ」
 「・・・・」

 「・・保護されてくれるなら、シャルカのいるところまで連れて行ってもいい」
 「そっ・・・ ん わ、わかった・・わ」

 ザザザ・・・
 様子を見ていたガリィが近づいてくる

 「・・話はまとまりましたか? 長居は危険です すぐに移動しましょう」

 そういえば暑くなってきたな・・・
 戦闘の興奮で気づかなかった・・ということにしておこう
 谷に戻るのも遠いので、もう一つの目的である「創世の碑文」の現物を拝みに行くか

 ルコの細い尾は ましろの体液【小瓶】を使ってすぐに繋いで戻した
 角も戻そうかと言ったが、すでに新しい角が生えかけており、そのままでよいと

 さて 碑文の場所だが、現在地から西、岩場に作られた祠の中にあるそうだ

 「モウ音を気にスルことはないダロウ? 我ハ走ってゆくゾ」

 ティガを乗せていた甲板には代わりにルコに乗ってもらい
 残りは4人で乗り合わせる(ん・・融合体3人・・あっ 大丈夫訓練してるから※今更
 配分に文句は言わなかったルコだが、代わりに刀を貸せと言ってきたので渡す

 ザザザ・・ ダンダンダン


 外套のフードを被り、暑さを凌ぐ ルコに耐暑装備は渡していなかったが、
 シャルカの刀から出る冷気を自分に浴びせて涼んでいた
 だが光はどうにもならないので、横になって頭上に刀をかざし陰を作っている

 目指す岩場には大きな陰がかかっており
 道中を凌げばなんとかなりそうだ

 ダンッ・・・


 祠の前まで来た

 異様な静けさがあり、日蔭の中であることも相まって
 暑さがどこかへと吹き飛んだ・・・

 「・・猫の姿に戻らないのか?」
 「・・・・見張りデモしているサ」
 「私も、外で待機しますね」

 ガリィと虎を入り口に残し、姉妹とハンター、ディアナは祠の中へ
 何も言わなかったが、ルコもふらっとついて来る

 ヒンヤリとした石室を黙々と歩く 少し進んだ先は階段になっていた
 下へ続く階段には灯りがなく、ここからは手持ちの灯りを使うか

 ルコはシャルカの刀を抱えたままハンターに歩み寄る
 「別に止める気はないのだけれど 今更こんなところにきて何をしようというの?」
 「・・・原文をみたいんだよ」
 「変わったハンターね・・」
 「魔女の目的は写しでも分かったんだが、他に情報がないかと思ってな」
 「魔女?」
 「・・・俺をこの世界に送ったやつだよ」
 「・・それは初耳ね 他のハンターの記憶にはないわ」

 「!?」
 「(ハ、ハンターさん・・ 話したらまずいことだったのでは・・・)」
 「(う・・ん だがもう遅い 逆にルコから何か聞き出してみよう)」

 「・・どういうことだ?」
 「えっと・・・ どこまでテスカートの・・といってもガブラのだけれど
  手口を知っているのかしら? ハンターの脳を抜いてるってことは?」
 「聞いた・・な シャルカから」
 「そう・・ まぁ、言った通りよ。他のハンターは魔女なんて人物に会っていない
  無理やり・・もしくは 罠にかかるみたいにして来たヤツばっかりよ」
 「・・・ガブラがあなたは特別だと言っていたけれど・・ 本当にそうなのかもね」

 「ははは・・・」
 笑ってごまかす。

 長い通路を抜けると、天井のひび割れからか日が差し
 うっすら見える石板らしきものの場所へたどり着いた

 七色の結晶が周辺に散らばって生えている

 「魔女と通信はできるの?」
 「・・いや、ここに来てから何も」
 「・・・そう」
 「そんなことができたら、ここには来ていないだろう」

 「魔女を捕まえるのがガブラの目的だと言ったら・・怒る?」
 「・・ふぅん ・・・いや、困るな」

 そんなことをされては、帰れなくなる・・ 今更だが

 ハンターの感情に呼応するように 姉妹がルコを取り囲む
 とはいえ、できれば暴れないで、という面持ちで

 「・・・何もしないわよ。だって、シャルカ姉さまはアンタたちの味方なんだもの・・」
 ぎゅっ・・とシャルカの刀を抱きしめて言う
 ・・ああ、返してもらえそうにないが それで暴れないのならば・・・

 「・・・・その言葉、信じよう」

 恐る恐るこちらを伺っていたディアナに「大丈夫」という目線を送る
 石板周辺を、念入りに調べることにした・・・

 ディアナは石板を、姉妹は・・というかギザ魅は結晶の方へ
 ハンターは全体を見回す

 「あ・・・」
 ディアナが石板の文字をなぞる途中で声を上げた

 「文章が、変わっています・・ こんなことって」
 「・・・読み上げてくれ」

 「・・『 絆を繋ぎし者よ よくぞここまでたどり着いた。これより先は、
  この世界の運命を問うことになろう。汝の選択が、この世界の未来となるのだ 』」

 「・・・それだけか」
 「意味深ですが・・ 具体的にはどうすればいいんでしょうか・・・」
 「写しの通り、ガブラをなんとかしろということだろうな・・」

 ジジッ・・・
 ギザ魅が触って遊んでいた水晶が輝きだす

 「おっ?」
 ザザ美が咄嗟に水晶から引き離すが、罠の類ではないようだ
 ・・・何やら、声のような音を放ち始める・・・


 「・・・ザーッ・・・こえ ザザ・・・ かい?」

 ハンターには既視感のある、他の皆には聞き覚えの無い声が
 途切れ途切れに流れてきた

 「魔女・・・なのか?」



 つづく

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