のりぃの妄言録

モハル! 謀略編【覚】

2020/03/17 00:33 投稿

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 【 謀略! 創世の碑文 】

 目を覚ますと毛布にくるまれていた

 背中はベッドにもたれ、尻は石床についていたが
 左右に姉妹が、ザザ美の横にはディアナが
 互いに寄りかかって眠っていた

 ・・暖かいが、これは、起きづらいな

 こちらに気づいたか、ぴょんぴょんと虎猫が跳ねてくる

 「起きたかニャ」
 「・・ああ」
 「本当にヤツは確認に来ただけのようニャ 再襲撃はなかったニャ」
 「そうか・・・」

 廊下から金属音・・ シャルカだろうか
 救護室を通り過ぎ、医務室へ向かう

 「・・見てきてやろうかニャ?」
 「いや・・・」
 「なんだ、つまらんヤツニャ」
 などと言いつつ、虎は救護室を出た
 直後・・屈みながら歩いているような、廊下の映像が流れ込む
 「(どうニャ? 面白いニャろう?)」
 視界共有・・ いやいきなりやられると意識が持っていかれる・・
 活用するには慣れが必要だろう

 「何をしている」
 「うニャッ!?」
 医務室を覗こうとしていた虎は、丁度出てきたシャルカにつまみ上げられた
 ・・まぁ、予想はしてた。

 そのまま、姉妹と角娘にくるまれているハンターのところまで歩いてくると
 虎を適当に放り投げる

 「先ほど、殿下とレイア姫にも伝えたのだが・・・」

 一度、単身で帝都に戻る・・・
 今回の事の真意を、炎帝・・ そして宰相ガブラに問いただすために
 聞く限り危険な香りがするが、騎士の決意は固そうだ・・

 「・・・大丈夫か? 昨日のあいつも炎帝の手下なんだろう?」
 「・・帝都に着くまでは、まだ陛下の騎士だ 何もされまいよ・・・
  独りならどうとでもなる・・ 私が不在の間、お前たちに」
 「ああ、任せろ」
 「・・頼む」

 「金獅子・・ あいつは改造で『ハンター』化しているニャ
  要するに融合体の天敵なのニャ」
 「・・・ガブラめ、そんなことを・・・」
 「だがその反動で・・ 道具を用いないと怒れなくなっているのニャ
  そして依頼がなければヤツは動かないニャ」
 「・・なるほど」
 「まぁ・・問題は普通に強いってことニャがな」
 「絡まれないよう気をつけるさ・・」

 「ではな、ハンター」
 踵を返し通路に出ると、階段を上がっていく足音・・
 テラスから飛び立つのか、レウス王にも挨拶をするのか

 「む・・にゃ んん」
 もぞもぞと周りの女子が身じろぐ
 目をこするギザ魅、ぼーっとした目のままこちらを向くザザ美
 少し遅れて、ディアナも動き出した
 「お・・おはよう?」
 「おはようございます・・」
 
 「・・・あ、そうです 頼まれていたものをお見せしたいのです」

 ・・・一度、別れる前、虎退治に旅立つ前。
 ディアナを城に留めるために言ったことでもあるが、
 創造主の碑文・・おそらくあの魔女の書いたもの・・・
 それを探してくれと頼んでいたのだ。

 彼女の案内で、書庫に向かう・・
 階段を通り過ぎ、廊下の奥にある地下への通路を下りる

 施錠された扉を開けると、
 あまり広いとはいえないが、本の棚が壁のように埋まり
 入りきらない本や紙の束が 机や床などに直に置かれている

 机の上には山積みの本のほかに、筆記具らしき羽根ペンとインク容器、
 灯りを取るためのランプなどがあった

 ディアナは探すようなしぐさのあと
 思い出したように本の束に挟まっている紙切れを引っ張り出す

 「これが・・ 原版の写しです」

 古い紙に書き写された、古代竜人族の文字・・
 内容は、こうだ

 「・・この地は、混ざりしものと それを創りし蛇を封じるものなり
   いずれも外に出ることはならず この地で永遠に生きよ
  だがもし 絆結びし来訪者が 蛇を改心せしむるならば
   世界に救いをもたらすこともありなん 」

  蛇・・ 帝国の宰相、ガブラ・・ガブラス・・蛇竜・・・
 ・・あいつを何とかしろと言っているのか・・・?
 
 ・・・なぜこの世界に放り込む前に、伝えなかったのか
 単純に忘れていたか・・ あるいは
 彼女たちと仲良くならなければ、そもそもこの情報にたどり着かない・・

 そこから俺を試していた・・ ・・・考えすぎか

 「『救い』が何を意味しているかまでは、書かれていませんが・・
  私は、きっといいことだと信じています」
 「・・・そうだといいが」

 「ふーん、だからお義兄ちゃんにアタックしたのね」
 「あ、あれはその・・ 前に言った通りそういう意味・・では・・・」
 「・・もたらされる救いが何なのか、この目で見たいと・・思いませんか?」
 「・・・・そうねぇ、」
 「もしそれが受け入れられないものだったら・・ぶっ飛ばしてやらないと」
 「・・・」

 やはりこんなものでは、憶測の域を出ないな・・・
 魔女本人に直接確認できればいいのだが・・


 つづく

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