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漫画の話~スケットダンス終了から考える円満終了の構成~

2013/07/15 08:00 投稿

コメント:6

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こんばんわっす。

週刊少年ジャンプ32号で6年間続いていた

スケットダンス

が最終回となりました。

さて、ジャンプ漫画にしては珍しく円満に、不満もなく終了となった作品ではないでしょうか?

今日はこのスケットダンスから考えるジャンプ作品のお話。

■作品として中々終わらせてくれない雑誌■

週刊少年ジャンプという場所は、革新的な漫画作品を生み出す一方で終わり方が最悪な作品が多い雑誌とも言えます。

売れるまで続けさせて、売れなくなれば別の作品と入れ替えをする・・・商売として考えれば正しい選択ですが漫画作品をエンターテイメント作品として考えるならこれは最悪の場所と言えます。

終わりよければ全てよし

ジャンプだとまずこれになる事が少なく

途中まででも売れれば全てよし

という具合に終わり方なんで正直どうでもよいと思って連載させてるとしか思えません。
これまでの打ち切りと言われる作品を観ていればそれは一目瞭然でしょう。
短期打ち切りじゃなくとも、失速の挙句に最終回の作品が多く感じます。

蛇足 が付く作品になるか、広げた風呂敷を閉じさせてくれないまま終わる

上記が含まれる作品になると個人的にはかなり悲しい(´・ω・`)

自分は漫画が大好きなだけに、こういう、作品を蔑ろにする傾向はあまり好きではありません。
ですが、そんなジャンプにおいても、綺麗に作品が終わる事もあります。
今回のスケットダンスはまさにその「綺麗に終了した作品」と言えるでしょう。

■個性があるか■

さて、まず打ち切りにならない為に必須条件としまして

絵柄+ストーリーを合わせて個性としてみれるか

という部分が大事だと個人的には思います。
ぱっとみ落書きレベルの絵柄だったとしても内容が面白くその絵柄が「個性」として感じらるなら長く連載を続けるレベルになるでしょう。
そして一番悪いパターンが

うまくもなければ個性もない

の作品です。
今のジャンプという雑誌はもう、感覚がマヒしてるのでしょうか?どう考えても

それは個性ではなく、ただヘタなだけだで、内容もイマイチ

という絵柄と内容の作品が連載になる場合があります。
その系統で生き残った作品はほぼ皆無でしょう。

そして絵柄だけでは生き残れないという部分も漫画の難しい所であり、面白い所ではありますが。

その部分で言いますと、このスケットダンスは絵柄部分ではまず成功していました。

■設定がミソ■
絵柄でまず「読んでもらえるレベル」だと次に必要と考えられるのはストーリー・・・ですが、その前に

基礎となる設定

これが大事になると思います。

ここで一番安定する設定は

学園モノ+時間経過がある

です。
時間経過がない作品は人気が出てるうちはよいですが人気がなくなってくるとテコ入れ等で急に時間が飛んだり、まだ話しの途中と感じられる場所で終了となる可能性があり、作品としてグダグダになって終わる事が多いです。

その一方、時間軸があり、時間経過があると

・学年が変わる事により、新キャラ、新設定等をうまく組み込める

コレができます。
その為、読者からすれば定番とは言え、飽きる事をさせない設定にできるわけです。

次に学園モノだからできる設定

・1話完結+長期シリーズ

これが出来ます。
1話完結の利点はこれまで読んだ事がない読者もとりあえず読んで楽しめる場合がある、これです。
自分も当初スケットダンスは読んでなかったのですが、スーマーマリオのパロディネタっぽい話しを見て
その回がかなりツボに入り、そこから読み始め、そして過去の話も気になり一気にコミックを集めました。

さて、過去にこの構成の漫画を考えれば

・ろくでなしブルース
・ハイスクール奇面組(+3年奇面組)

こちらもその感じでしょうか。

ろくでなしブルースはまさに、高校1年生からはじまり、卒業ぐらいまで描かれ終わりました。
正直読んでいて「これ以上詰め込む必要も、描く必要も無く綺麗に終わったなぁ」と思いました。
奇面組も、最初は「3年」という中学3年から始まり、高校生になると同時に「ハイスクール」に。
そして、卒業に合わせて終了(オチは賛否両論ですが)と綺麗に終わったと思います。

と、少年雑誌ですので、学園モノは基本的にやりやすく、さらに時間設定のおかげでテコ入れをスムーズにできる・・・とこの設定は定番だと言えるでしょう。

・タイミングが的確

このスケットダンスは空気を読むといいますか、大人気まではいかなくとも、読者を飽きさせない要素をうまく展開させていた為、それなりの人気作品になったと思います。

実は当初、時間経過のない作品だったのですが、いつのまにか、時間経過が取り入れられ、そこからは、修学旅行やら、下級生ができたりやら、うまいテコ入れができてました。

そして、その流れで卒業まで持って行き最終回・・・と、ある意味打ち切りに持って行ったともいえる展開を、さも綺麗に持っていけてる・・・この構成の素晴らしさが、この漫画の特徴だったかもしれません。

ここから考えるとジャンプで生き残る為には、安定して色々できる作品構成でないと厳しいのでは?などと思う今日この頃です。

■ジャンプ打ち切り例■



学園モノ+刀

という中二病ならび少年雑誌系列では鬼に金棒レベルの設定でした。
が!
第一条件の 絵柄&絵のレベル が正直残念レベルでした。この手のストーリー漫画だとヘタと思われるレベルだと中々読者をひきつける事が難しいですから。
もしこれがギャグマンガだとそれも個性として魅せる事は可能だったかもです。

ガン ブレイズ ウエスト
るろうに剣心の和月先生の作品。
ろろうにが剣だとすれば、次は銃だ!といわんばかりのろろけんと同じ時代ぐらいの設定のアメリカ西部を舞台にしたガンアクション漫画。

さて個人的感想から言えばこの作品を最初読んでいて 和月先生の新作 とは気が付きませんでした。
それぐらい絵柄に個性といいますか、特徴が感じられなかったのです。

そしてそれが危惧する原因の一つとなったのか、打ち切りレベルで終了となりました。


・・・とジャンプで2作品連続で人気を取るというのがいかに難しいか・・・という例になりましたね。

■綺麗に終了したと思う漫画■

さて、ジャンプじゃなくとも打ち切り終了、雑誌の都合で円満終了にならなかった作品は多く存在します。
そんな中自分が読んだ作品の中で「あー綺麗に終了したなぁ」と思う作品をあげておきます。

・鋼の錬金術師
・フルーツバスケット
・海皇記

です。
この3作品がすごい部分は

ほんとんど作者の予定調和で終了している。

という部分です。
もちろん多少の誤差はありますが、作者インタビュー等で明かされた話をみますと、ほぼ無駄に伸ばした要素がない・・・らしいです。
フルバなどは、コミックの表紙まで計算されていて、メインキャラ全員が表紙に1回でる様考えてたらしいです(なお、予定より1巻分増えた為1キャラ増やしたらしいですが)

タダこれもジャンプじゃないから・・・という部分はあると思いますが。

ある程度自由に、そして長い期間を考えて連載させてもらえれば、予定調和+人気もでて終了も考えられるのですけどね。


と、今回は漫画の打ち切りついて個人的考えと感想を語らせてもらいました。

なお、いつもの如くあくまでも個人的考えですので、考え方、感じ方は色々あると思います。
その点は了解をよろしくです(´・ω・`)




とばせば詰め込みすぎて後付設定が出てきたりと、難しい部分はありそうですが。

コメント

ニーサン (著者)
No.4 (2013/07/15 23:46)
>>3
コメントありです。
10週で人気を取れ・・・とか、よく考えるとかなり酷ですよね(´・ω・`)
まぁ、終わるべくして終わる作品は良いとして、どう考えても編集部移行で設定変更&テjコ入れされた挙句に打ち切りになったら、読者も作者も後味悪くなると思うのですけどね(´・ω・`)

密リターンズ とかがそんな感じだったかなぁ、なぜバトル方面に持っていこうとしたのか・・・とほほ(´・ω・`)
トロント
No.5 (2013/11/27 00:39)
亀コメですが興味深い記事だったので書かせて頂きます。
まず最終巻によるとやはり一年前から作者と編集部との間で終了時期が決められていたようです。
通常ジャンプでは有り得そうにない話ですがそれが可能になったのは三つ理由があったと思います。
一つ目はあなた様が仰る通りこの漫画が人気過ぎず安定した人気を持っていた事でしょう。
この漫画は元々は人気が少なかったですがじわじわと人気を伸ばしていった経緯がありました。
(特にコミック売り上げにおいてはオリコンランク外から始まりましたが最終的に20万を超えられるようになりました。)
二つ目はちょうどアニメが終わった為いつでも円満終了しやすい環境になっていた事。
スケダンの長年の懸案だった過去編の続きをやり始めたのはアニメ終了と同時期でした。
そして最後は新連載が好調で世代交代したい編集部側の思惑があったのでしょう。
一年前までは新連載の打ち切り地獄でしたから編集部としてはここらでメンバーのフレッシュ化をしたいものです。
やはりジャンプで長期連載と円満終了するには運と実力の両立が必要なのだと思いました。
ニーサン (著者)
No.6 (2014/03/30 14:47)
>>5
遅いコメントですが、なるほど、そういう経緯があったのですねぇ。
普通はこういう感じで終わらせてくれてこその、編集部の腕の見せ所だと思うのですけどね。
人気あるまで続けて、なくなったら途中で終わらせる。
これ、文化を発信する側としては、ある意味最低な部類になりますからなぁ・・・。
漫画は文化として考えるなら、打ち切り以前に、綺麗に終わらせる方法を考えるのも、編集部の仕事だと思うところです。
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