YNA#117 「Pベルセルク無双打ったよって話・承」(2021年6月11日)
YNA#117 「Pベルセルク無双打ったよって話・承」
森羅万象のすべてを知りたいだなんて絵空事は20代のうちにあきらめた。
その後ネットが発展し、膨大すぎるコンテンツがこの世に揃い立ち、せめて自分の好きなジャンルくらいは作品を網羅したいと思ったけれど、YouTubeLiveがアーカイブを自動で残すようになったことでそれもあきらめた。
このカオスを受け入れるがままにし、その中から自分で選択する、その自由を享受していこうと思っている。
ぼくはパチンコ・パチスロで初めての機種を打つとき、あえて詳しい情報を入れないまままずはまっさらな気持ちで対峙することがほとんど。
「知識なく新鮮に打てるのは最初の1回しかない」と気づいたからだ。
パチンコに限らないんだけど、一度興味持ってしまうとわりとどんどん調べて分析しようとする癖がある。
あと、けっこうこれは同じこと考えてるひとも多いだろうけど、「知識のない初打ちだと妙に当たる」というオカルトをふんわり持っているから。
人生短いとはいえ、その初めての体験を自ら失うほど余裕がないわけでもない。
ずいぶん前置きが長くなった。
先週予告した「Pベルセルク無双」の実戦記事を始めようと思う。
なぜこの機種に「無双」と付いているのか?
これは実戦後に知ったんだけど、2016年にコーエーテクモゲームスから発売されたゲームソフトとのタイアップなんだね。
「北斗の拳」と「北斗無双」の違いみたいなことだ。
これで思い出したのが「ドラえもん」。
漫画はもちろん、テレビアニメや劇場版で国民的に愛されているキャラクターなんだけど、2014年になって突然「STAND BY ME ドラえもん」っていう映画が封切りされたのおぼえてる?
それまでもさ、劇場版アニメは定期的に作られていたわけで「どんだけコスるのよ!」って思ったんだけど、あれって実は版権が理由なんだってね。
というのも「ドラえもんとは平面に描かれた2Dのキャラクター」だから、「3Dモデルで新たに描き起こせば別の版権として作品が制作できる」という重箱の隅つっついたらレアメタル発見! みたいなことらしい。
かといって元の版元とトラブルが遭ったなんて話も聞かないし、公式サイトでお互いリンク貼り合ってるからそれはまあ良かったよねって話なんだけど。
そんなことは露知らず7年前、泣く気まんまん「STAND BY ME ドラえもん」を観に行ったんだけど、いやー、ぜんぜん好きになれなかったなー。
泣かそう泣かそうという演出ばっかで白けちゃったんだよね。
あとから調べたところ、「ALWAYS 三丁目の夕日」のひとが監督と脚本やってるって知ってさ、「あ、めっちゃわかる……」ってなった。
あれもあざとい演出多いもんな。
もちろんどっちとも大好き!ってひともたくさんいると思う。
自分の肌に合わなかっただけ。
んでだ。
こうやって知識を得たことにより、ぼくはとある駄作(世間一般的に)を避けることができたんだよ。
劇場版「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」のことね。
この作品も前の2つと同じ山崎貴さんが監督、脚本を手掛けててさ、YouTubeでいくつかのネタバレ有りレビューを観たんだけど、その全員が「失格」の烙印押してたもんな。
「絵がめちゃくちゃ美しい」以外のところで褒めてる箇所がない。
マジで笑っちゃうくらい罵詈雑言の嵐だよ。
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