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「Wake Up, Girls!」第2話感想 ~視聴する覚悟~

2014/01/21 18:39 投稿

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  • 山本寛
「覚悟」がテーマだった第2話。問われたのは、視聴者の覚悟でした。

 通常、テレビアニメにおいては第1話で作品世界への導入が図られます。「Wake Up, Girls!」では敢えてこれを行わなかったため、テレビ版の視聴者には2話が作品紹介の機会となりました。

 1話で何かがおかしいことに気付いた視聴者に、追い打ちをかけるような展開が待っていました。第2話は、一般的には視聴者サービスとされる水着シーンを、限りなく惨めなものとして描きました。メンバーたちは悪徳プロデューサーに言われるまま、酔客の前で屈辱的なパフォーマンスを行います。ほとんどのメンバーは、自分たちが観客にどのような目で見られているか、理解していました。

「こんなはずじゃなかった」

 そんな思いが伝わってくる辛い営業シーンが続きます。その中でもとりわけ痛々しかったのは、1人だけ無邪気に笑顔を振りまく片山実波の姿です。

 従来の作品では描かれなかった、アイドルに対する下劣な視線。それを前面に押し出したシナリオは、視聴者に覚悟を迫ることとなりました。「Wake Up, Girls!」が見せようとしているのは、アイドルを取り巻く性や金、無責任な噂や中傷なども含めた、泥まみれの物語なのでしょう。

 それでも、この作品の結末が無情なものにはならないこともまた、示唆されていました。2話の後半では、あまりに酷い待遇に怒って帰ってしまった岡本未夕が、話の中心となります。その心情の変化を追いながら、今後に希望を持たせる構成となっていました。これからはおそらく、起伏はあれど前向きな物語を見ることができるのではないでしょうか。

 1話の仕掛けは、これまでのアイドルアニメと比較してやろうと、手ぐすね引いて待ち構えていた辛口のアニメファンたちを逆に利用するものでした。果たして酷評は殺到し、「Wake Up, Girls!」は大いに注目を集めることとなります。炎上で人を集めたのなら、皆が納得するような展開で繋ぎ止めるのがセオリーと言えます。ところが2話で待っていたのは、視聴者に更なるストレスを強いる、容赦のないエピソードでした。この徹底した逆張りが成功するのか否か、作品自体の行く末と共に楽しみにしています。

 ところで2話の冒頭、悪徳プロデューサーがメンバーに水着を強要する場面がありました。そこで引き合いに出されたのが、1話のダンスパフォーマンスです。下品だと批判を浴びたパンチラシーンが、意図的なものだったことを明かす作りになっていました。随所に隠されている謎やその答え、制作側からのメッセージを探していくのも、楽しみ方の一つになりそうです。

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