2012年以降のアカウントは niconico を広く深く見ていない

今までニコ生のデータを取得した中から、ユーザー生放送開始から2014年12月までに1度以上放送したことがあり且つ、2015年1月11日にコミュニティが残っていないコミュニティーオーナーのアカウントデータ。

取得アカウント数は 221,067。その内アカウント削除されているのは 28,624（13%）。性別公開アカウントは男性 40,282（18.2%）、女性 13,768（6.2%）、非公開 138,393（62.6%）。

生年月日非公開アカウントは 174,125（78.7%）、生年月日公開アカウントは 18,318（8.3%）。

居住地（都道府県）非公開アカウントは 164,632（74.4%）、居住地（都道府県）公開アカウントは 27,811（12.6％）となっている。

これらのデータは 超会議3で発表したデータ アカウントデータ編 を参考にしてみると興味深い。 超会議3で発表したデータ アカウントデータ編

またアカウント取得時期とバージョンは大百科にまとめられてある。
アカウントとは [単語記事] - ニコニコ大百科

スタンプ経験値についても大百科にまとめられてある。
スタンプ(ニコニコ動画)とは [単語記事] - ニコニコ大百科

スタンプ経験値の性別とアカウント取得時期による比較グラフ。超会議3で発表したデータと同じように男性は女性より高い値に集中している。

非公開アカウントの低経験値の多さを調べるためにアカウント取得時期でさらに詳しく調べたのが以下のグラフ。2010年10月29日の 9 までのアカウント。

9 の次の原宿以降で非公開アカウントの低経験値が突出しているのがわかる。

さらに Q までに絞って調べたのが以下のグラフ。性別は区分していない。開始から 9 までのアカウントではそれほど経験値に差がないことがわかり、原宿以降で差が大きくなっている。冬は2008年12月12日まで、次の ββから 9 は2010年10月29日までの2年間、次の原宿から Q は2013年10月8日までの3年間。

原宿から Q までの ID でさらに調べたのが以下のグラフ。ID が増えるにつれて低経験値が増えている。14付近で急増しているのはプレミアム会員継続スタンプのレベル1とレベル2の合計が13だからか。

まとめ

ID が2,700万（現在は4,700万）というのは2012年4月の頃で、ユーザー生放送の放送枠が定期的に増えてた最後の増枠の5,900枠になった頃で 生放送する人が増えていた時期でもある。その頃以降のアカウントのスタンプ経験値が低くなる傾向にあるのはそれだけ niconico のサービスを広く深く使っていない可能性が高いと考えられる。

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