20日

この前地元の友人、さとるにもらった遊戯王のカードがたっぷりあるが、それなりの価値があり1枚で数百円以上になるものについては売りに出すつもりでいる。

しかしそれ以外の、束にしてもなかなかまともな値段にはなりそうにないカードたちが、元々持っているものも合わせてたくさんある。「アニメキャラが使っていたことで知名度は高いが、現在の環境で使うにはそこまで目立って強くもないカード」、そんなのが結構あったのを見て思いついた。

「デッキをたくさん作って欲しい人に配ろう」

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遊戯王で勝負に使うデッキは最低で40枚。寄せ集めでそこまでの強さが出せることもないと思うが、興味があってちょっとやってみたいという程度の人にあげるにはちょうどいいんじゃないか?

大宮へのエアブラシ配備のためのヤフオク出品に夢中になっていたが、こうして突如またやりたいことが出てきた。布教してカード仲間を増やすため、また、どうせ自分で持ってても使わないカードを有効活用するため、遊戯王のデッキを作って誰かにあげたい。

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そう思いつくと現在家にある大量のカードからデッキテーマをいくつも候補に挙げ、良さそうなカードをピックアップしていく作業に移った。

普段から自分がよく使うカードのための選別とは違い、「このデッキになら合うかも」というテーマをいくつも作ってどんどん広げていくと途端にいろんなカードに価値が見いだせてとても楽しい。

気づくともう1日中やっていた。
カードの組み合わせやある程度戦える構成を考えていくとそう短時間では済まないので、あっという間に時間が過ぎる。

これ別に売るためのものを選別しているのではなくて、まだ誰がもらうかも確定していないのに何故か自然とこんなに情熱を注いでしまうのである。

もったいないからあるものを有効活用したいという気持ちと、いつも他人から何かもらってばかりだからたまには何らかの形で誰かに与えたいというような気持ちだろうか。

いつも尊敬する人物として「不動遊星」と答えているけど、遊星の「人間でもモノでも役に立たない存在なんてのは無い」という、そういう精神のリスペクトだとも思う。