こんにちは、いいやまです。
さて前回は、説得力が大事なんだよという内容でした。
じゃあ説得力ってなんでしょう?
抽象的にはわかると思いますがハッキリしてない人は多いと思います。
説得力があるということは部分的な問題ではありません。
私が思う説得力とは、顛末が繋がっているという事です。
わかり易く言うと筋が通ってるという事です。

例えば説得力がない人というのはどういう人でしょう?

明日からがんばると毎日言ってたらどうでしょう?
どうせ明日もやらないだろうと思いますよね?
何回も離婚している人に君を一生愛し続けるといわれたらどうでしょう?
傍から見たらまるで信じられません。
話し合いをすれば争い事は起こらないと主張してやまない人が護衛を雇ってたらどうでしょう?
矛盾してておかしいですよね?

じゃあ説得力ある人はどういう人でしょう?

無遅刻無欠席の人が、明日の何時に必ず伺いますと言ったら信用できますよね?
ボクシング世界チャンピョンになった人が、誰かのスパーリングを見て「お前上手いな」と驚いていたら、本当に上手そうですよね?
スポーツが上手くなりたい人がいて、たとえ能力が低くても毎日淡々と手を抜かずに練習していたら本当に上手くなりたいんだなと思うはずです。

要するに何かをやった、もしくは何かを言った内容が、その後とった行動と繋がっていると、人はなるほどなと思うわけです。
それが繋がれば繋がるほど説得力が出てくるのです。
説得力は繋がりを積み上げていくものなのです。
善意があってとった行動が悪いことでも、ちゃんと繋がっていれば人は納得するのです。
自分が言ったことをちゃんとやる人、ただこれができるだけで人から絶大な信頼を得られるわけです。
それが繋がって連鎖していけば説得力が上がりますので、一緒に過す時間が長ければ長いほど信頼は上がる一方です。
言葉にすればその程度ですが、そうすることがどれほど難しいことか・・・

じゃあリアルだと難しいけど、ゲームなら簡単にできるじゃん!と思われた方



と思うじゃん?
ところがどっこいそう易々とはできないのです。
人は作ってる最中色々思いついてどんどん余分なものを入れていってしまうものなのです。
なのでだんだん内容の繋がりは薄れていきがちです。
その結果一体何がやりたいのかわからない企画が出来上がったりするのです。
それは内容だけではありません、作ってる最中にも起こります。
ゲームはプランナーだけで作るわけではありません。
プログラマーがいたり、デザイナーがいたりするわけです。
一緒に作るというのはコミュニケーションです。
何でこうするの?といわれたときに相手が納得いく答え方ができなければどんどんぶれていくわけです。
最初に決めた内容から外れたようなことを言った日には、「こいつ何がやりたいんだ?」と思われるのです。
プランナーが信頼が厚い優秀な人でなければならないわけではありませんが、少なくとも自分がやってる事がぶれてるのかそうでないのかを客観的な視点で気づくことができる能力は必要だと思います。
どうでしょうか?だんだんプランナーが大変な役割だということがわかってきたのではないでしょうか?

次回に続く!

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