秘密結社日本大黒党日誌 5
第5話「明日のことを思い煩うな 失敗したっていいんだぜ」
皇びっくぶらっく暦1年5月日 天気:晴天 日直:科学者ダンコン
第3回公開会議ハイライト
ニートの人生観に見る打破の鍵
今回ゲストとしてNEET株式会社取締役のぶるくろ氏が語ってくれた。
彼は風呂死を以って、一日の締めくくりごとに、毎日死を繰り返すのだ。
その生活スタイルは実に斬新で、まるで生けるSFのようである。
風呂死という現象
生活することだけに追われる、いわゆるつまらない日常に嫌気が指して
誰でも一度は「もしも明日世界が滅ぶなら?」なんて突飛な妄想を巡らせたことはないだろうか。
そもそもぶるくろ氏が「風呂死」に至ったのは、大の風呂嫌いに由来する。
真面目な性格が災いし精神を患ったことで、風呂に入ると極度に「死ぬ」感覚を体験し始めたと言う。すると次第に「明日のことを思い煩うな」という悟りを得て、風呂死という現象が生まれた。
皮肉なことに、彼は「リセット」することで明日を見出したのだ。
我々が受けた教訓じみた印象とは裏腹に、彼の場合、苦行の成り行きである。
Bucket Listという言葉をご存知だろうか。
bucketとはバケツ、棺桶を意味する。つまり棺桶に入る前、死ぬまでにやりたいことリストだ。
大概は「全裸で大衆の前を闊歩」「OO億稼ぐ」など大げさなことや、漠然とやり残したこと、やってみたいことを思い書き連ねるだろう。
だが、リストの下方、突き詰めるに連れ自分にとって大切なことが見えてくる。
たくさん笑う
人に親切にする
美味しいものを食べる
友人と話しをする
楽しいと思えることをする
そんなものじゃないだろうか。
そのリストのうち、一つでも達成出来る人がこの世にどれくらいいるだろう。
しかも、今日この命が尽きるとしたらどれを達成したいだろう。
自分にとって本当に必要なこととは何であろう。
過度な将来への期待やまだ見ぬ未来へのリスクヘッジ、忙しさに追われ忘れてしまっていることがあるのではないだろうか。
この「風呂死」という概念は、我々に生きるとは何かを問いただしているように思える。
一日を長い期間のほんの一瞬とするか、ひとつの区切りと意識するかで、価値観は様変わりする。
失敗や悲しみ、怒りなどもリセットされる。
区切りとすれば、恐る必要などないと自身を鼓舞できる。
今日のことは今日のこと、明日を思い煩わず好きにやってみればいい。
そう意識するだけで、消化するだけのつまらない日常から少し抜け出せるのかもしれない。
きっとこの「風呂死」は我々をやるせなさから救う鍵となるだろう。
この日をもって己の人生を取り戻すのだ。
次回放送予定 5月13日(火)23:00~
和歌山の村で充実ニートライフを送っている山奥ニートこと、葉梨はじめさんが次回参加します!
お楽しみに!
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