週刊『夏野総研』vol.537【KADOKAWA「在宅率92％」達成の秘訣】

▼第537号
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2023/06/13

夏野剛メールマガジン 週刊『夏野総研』
　　　　　　　　　　vol.537
　　【KADOKAWA「在宅率92％」達成の秘訣】
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《目次》
01.時事ネタキュレーション
02.先週の出来事
03.Reading the world
04.Q&A
05.Product Lab
06.Good Food Good Life
07.ビジネスモデル分析のバックナンバーをピックアップしてみた
08.編集後記

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【01.時事ネタキュレーション】
　日々のニュースも見方を変えればいろいろなことが見えてくる。当コーナーは未来を読むためのニュースを、私がキュレーターとなって解説していくものです。
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【国内ニュース】
◆山で遭難、スマホも圏外…でも「わずか２０秒で発見」　救助隊員も驚いた、ドローンを駆使する新技術　ソフトバンクが実用化へ
https://bit.ly/3oQDTlf
〈要約〉
　ソフトバンクが山岳遭難時に電波が届かない「圏外」でもスマホや携帯の位置を特定できる新技術を開発。ドローンを利用し、捜索対象の山間部を一時的に「圏内」にして携帯回線の位置情報を取得する。北海道での実地訓練では、約20秒で位置を特定し、驚きの声が上がった。

〈コメント〉
　登山やスノボなど山へ足を運ぶ人々が増える一方で、山岳遭難事故も増えている。そのリスクをテクノロジーとアイデアで解消する素晴らしい試み。
　高度なテクノロジーを使っているが、仕組み自体はシンプル。ただ、実現するにはきっと様々な障害が存在したはずだ。例えば、安全性の確保、法律や倫理的な問題、技術的なハードルなど。
　そういった社会実装には非常に多くの要素が絡み合う。ソフトバンクはこれらの課題を乗り越えたということ。
　大変素晴らしい！

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◆商船三井、衛星インターネット「Starlink」を試験導入–通信速度が最大50倍に
https://bit.ly/3P7vVPs
〈概要〉
　商船三井が外航船でSpaceXの衛星インターネットサービス「Starlink」を試験導入、通信速度が最大50倍に。安全運航と船員のウェルビーイング向上が期待される。

〈コメント〉
　Starlinkの実用化は世界的に進んでいる。ウクライナやトンガでの災害時にその価値が証明され、日本国内でもすでに活用されている。
　その中で商船三井が「トライアル」をしているわけだが、一体何をトライアルしているのか。
　その有用性が証明されている今、さっさと導入すべきだ。これによって船員の生活環境改善や船舶運航の安全性向上が期待できる。

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◆石垣島唯一のドコモショップ閉店へ　地域に貢献、特殊詐欺被害防いだ功績も
https://bit.ly/3CoV4xm
〈概要〉
　2023年6月30日、石垣市のドコモショップ八重山店が閉店。人材不足が要因。地域貢献としてスマホ教室など実施。

〈コメント〉
　物理的な店舗の役割が次第に縮小するなかで、このような閉店は避けられない。離島や過疎地を中心に、こういったニュースは確実に増えていく。
　また、都心部であっても、来店して人間に接客してもらうことは、新たな付加価値となり、追加料金が発生していくはずだ。