いまの時代、恋の仕方は本当に自由。恋のパートナーは性別を問わないし、誰かと付き合っていたとしても結婚をしないという選択肢もあります。
そんな恋愛の形がたくさんあるなかで、人類の歴史で変わらないのが、「キス」が持つ重みです。
映画で観るような何時間も続くキス。「いいなぁ」と思ってしまうのは、キスから伝わる2人の親密さを感じるから。
そしてキスには、セックスでは味わえない感情の交わりがあると、Elite Dailyの「A Kiss Can't Lie - Why Kissing is Far More Intimate Than Having Sex」という記事が気づかせてくれました。
作者のZara Barrieさんは、ある日女友だちと「キスとセックスどちらの方が親密なのか?」と話し合っていたとき、セックス特有のある点に気づきました。
「Sex doesn't always need feelings. The hard truth is, you can have sex without even looking your sexual partner in the eye. You can bask in the erotic pleasure of an orgasm; you can close your eyes and imagine you're f*cking someone else, and you can indulge in the animalistic pleasures that are nothing but sexual excitement.」
「セックスは必ずしも感情を必要としていません。相手の目を見なくても、セックスをすることはできます。また、エロティックなオーガズムの快感に溺れることもできます。目を閉じて他の誰かとセックスをしていると想像したり、セクシャルな動物的快感だけにふけったりすることができます」
「But kisses are built on nothing but feelings. Kissing encompasses all of that. Kissing is the great metaphor for intimacy. We allow the essence of a person to land on our tongues, and as we kiss, we breathe each other in -- the good and the bad.」
「でも、キスは感情がないと成り立ちません。キスは感情の全てを包み込むもの。キスは、親密さを大きく意味しているのです。相手の本質そのものを、舌で受け入れることを許し、互いに呼吸します。相手のいい部分も、悪い部分も、口で受け入れあうのです」
セックスは自分の一番デリケートな部分を交えてする行為なのに、キスがくれるよろこびの感情にはかなわない。たしかに、キスだけがくれる独特の幸せな気持ちは、セックスだけでは得られないから、不思議。
セックスの快感は、一人でも、道具を使ってでも、得ることができる。「セックスだけの関係」を、誰かと割り切ってもつこともできます。
そして「なんとなくの流れ」で、好きかどうかもわからない人とセックスをしてしまうこともあります。でも、本当に好きじゃない人ともつ体のつながりは、「恋をしている」という錯覚、または「恋ではないセックス」という空虚さを突きつけてくるのです。ましてや、会うたびにセックスしかしないという関係は、感情のごまかしに基づいています。
でも、キスは嘘をつきません。キスのベースにあるのは、相手を好きという感情だけ。
もし、誰かのことが気になっていて、好きかどうかまだわからなかったら、その人とセックスをする前に、キスするだけの期間をもってみて。好きかどうかわからない相手とは、いずれキスをするのはなんとなく嫌になり、大好きな相手とは、キスをするたびにハートが思いきりよろこぶはず。
唇は、いつでも素直。誰かをキスしたいときは、「好き」という理由しかないから。
image via shutterstock
【参照サイト・画像・動画へのアクセスはこちら】