がんばる毎日に疲れた時は、何やってんだろ?とバカバカしくなるくらいに意味のないことをやってみましょう。くだらないことをする自分を愛してあげられれば、肩の力が抜けて周りの人も愛せるようになります。
『働かないがんばらない話を聞かない 働くオンナの処世術』(日経BP社)を参考に、堂々とバカなことをやる「愚行権」の使いかたを紹介します。
ずっと「完璧な自分」でなくていい
「仕事も遊びもオンオフの切り替えなし、常に全力!」「家では毎日アロマを炊いて、ハーブティーを飲みながら読書でまったり!」...なんて、どこのハリキリガールの話でしょうか?
もちろん本当に好きな事ならかまいませんが、完璧を目指しすぎるとストレスが増えるだけ。仕事や趣味をかんばり続けたいならば、たまには息抜きも必要です。
ダラけた自分はかっこ悪い、時間のムダと思わないことがポイント。
誰しも「愚行権」というバカになる権利がある
愚行権とは、ほかの人からどんなにバカにされたとしても、自分個人に関することであれば誰にも邪魔されない自由のことです。多くの人が「なんでそんなことするの?」と思っても、かっこ悪くても意味がない行為だとしても、自分がやりたければやっていいんです。
本書では、しっかりしがちな女性は特に「愚行権」を使ってみよう、というアドバイスがありました。
人間はいつも正しくいられるわけではありません。(中略)時には「愚行権」を行使してみるのも処世術です。愚かなことをやっていいのです。
(本文より抜粋)
たとえば筆者の場合なら「肌が荒れるのを承知で小鼻の角栓をピンセットで抜く」、「夜中にポテトチップを1袋たいらげる」、「ボーッとしながら耳そうじを1時間続ける」...などの愚行の数々。それらもすべて、愚行権によって正当化されるのです!
自分だけが知っている、ダメでも愛せる部分。それを大切にすることで、毎日の生活にゆとりが生まれます。
バカになれたら、他人も許せるようになる
愚行権を使うことは、心の在りかたにも大きなメリットを生み出します。
自分が愚かなことをしていると、他人が愚かなことをしたときに、断罪しなくてもすむのです。(中略)「正しいこと」ばかりを追い求めると、人を許せなくなってしまいます。
(本文より抜粋)
最近多い、芸能人の不倫や政治家の過去を暴くような話題。自分のダメな部分を知っていれば、誰かがバカなことをしてもそこまで気にならなくなります。
「許せない!」と大正義を振りかざすよりも、「誰だってそんな時もあるよね」と理解してあげられる。そんな心のゆとりを持てる、自分にも他人にも大きな気持ちでいられる人になりましょう。
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