「シルク」はやさしく肌を守ってくれる
シルクとは、蚕(かいこ)が作り出す繭(まゆ)が原料となっています。蚕は繭を巣として使用しているため、常に一定の温度と湿度が保たれ、紫外線や外的刺激から守る働きがあると言われています。
そのためシルクは、保温性に優れた衣類や美肌効果を求める化粧品などに使用されているのです。
シルクがもたらす3つの美容効果
1.保湿
シルクには、セリシンやフィブロインというタンパク質成分が含まれています。これらのたんぱく質成分は、人間の肌を形成する成分の1つでもあるため、肌の潤いや美肌に効果があると言われているのです。
2.紫外線カット
蚕は、紫外線や外的刺激から守るために繭を活用していることから、繭には紫外線をカットする効果があります。波長300~200nmの紫外線をカットすると言われていて、主に日焼けやシミの原因になるといわれているUVB(紫外線B波)に効果を発揮します。
3.余分な皮脂を吸着
シルクは、たくさんの穴がある構造をしているため、余分な水分や油分を吸収する効果もあります。
ほかにも、デトックスや毛穴レスの効果もあるといわれています。美肌効果が豊富なシルクを、美肌に使おうと思った人は天才なんじゃないでしょうか...。
寝ながら美容ができるシルクアイテム
そんなシルクの効果を寝ながら体感するアイテムがあります。忙しくて、なかなかゆっくりスキンケアができない人にはもってこいです。
・シルクの手袋
手荒れが厳しい冬に最適なのが、「シルクの手袋」。夜、ハンドクリームを塗った後、手袋をして寝るだけで、シルクに含まれるたんぱく質が、カサカサ手荒れや湿疹に効果的に働き、驚くほど手荒れが改善します。
通気性も良く、綿の手袋の1.5倍吸湿、保湿力があると言われているので、一晩中していても手袋の中はさらさら快適です。
・シルクのナイトキャップ
渡辺直美さん(@watanabenaomi703)が投稿した写真 - 2016 1月 27 11:12午後 PST
タレントの渡辺直美さんが、以前テレビ番組で紹介して話題になった「シルクのナイトキャップ」。シルクの保湿効果が、寝ている間の紙の絡まりや切れ毛を補修してくれます。
そのため、パーマやカラーで傷んだ髪も、かぶって寝るだけでいつの間にかつやのあるサラサラヘアに。また、この時期気になる静電気も起こりにくくして、スタイリングしやすいまとまり髪になれます。
シルクを身にまとうだけで美肌になれるなんて、とっても簡単なお手入れも魅力的。シルクの肌触りもくせになる気持ちよさなので、一度実につけたら病み付きになりそう。
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