夜型生活を送っていた人が、いきなり朝早く起きるのはハイレベル。
朝型生活で人生が変わったというメイクアップアーティスト・藤原美智子さんの『美しい朝で人生を変える』(幻冬舎)。本書には「この発想はなかった!」と言いたくなる、理想的な朝型生活を送るための意外な方法が書かれています。
「いきなり朝型」はツラすぎる
早起きしてカフェで読書や勉強。憧れの朝型生活ですが、夜型気味の毎日を送っている人がいきなり4時台、5時台に起きるなんてムチャすぎます。
気持ちばかり焦って、いきなり頑張るのは三日坊主のもと。
意識の高い本やネットの情報はもちろん魅力的ですが、習慣はすぐには変えられません。まずは目標を高くしすぎず、自分のできる範囲で少しずつ行動を変えていくこと。焦らず続けられる道を選びましょう。
二度寝・三度寝の日をあえて作る
朝型生活を目指して平日は5時起き、休みの日も早起きして家事をがんばる...なんて最初からハリキリすぎるとすぐに疲れてしまいます。
平日に早起きしたら、休日はちょっとゆとりを持たせるのが朝型生活を続けるコツ。
「二度寝も三度寝もOK。ベッドに雑誌を持ち込んでダラダラと読み耽るのでもいいし、朝のワイドショーを見るのでもいい。(中略)『もうダラダラはいいや。飽きた!』と思うまで十分に無味・無駄な朝を過ごすこと。そうすると、またシャキッと行動する朝を送りたくなる」(本文より抜粋)
筆者も昔2か月ほど休職したときは、毎日ダラダラしてしまい「会社に行って早寝早起きの生活がしたい!」と規則正しい毎日に憧れた過去が(苦笑)。
たとえばあえて月に2回ほど「お昼まで寝てもOK」の休日を作れば、平日はリカバリーすべく自然と早起きしたくなるもの。朝型生活もメリハリが必要です。
究極の早起き法は飽きるまで夜遊び!
夜更かし、夜遊びが好きだけど、朝型生活にも憧れる...。本書には、そんな欲張りさんにもピッタリのアドバイスがありました。
「私のように十二分に夜を楽しんでしまえばいいのではないだろうか。そうすると自然に『もう、夜遊びはいいや』という日は、いつかやってくると思う。ということは、つまり努力をしなくても無理をしなくても、朝型に移行できるということだ」(本文より抜粋)
いまは4時~5時台に起きる藤原さんも、昔は超がつくほどの夜型人間だったそう。夜更かしがやめられないときはムリをせず、自分に正直になるのも早起きの近道です。
昔ヤンキーだった人は性格が落ちついて大人になるのが早いように、徹底的にどっぷりと夜型生活に浸ったあとは、規則正しい朝型へシフトしたくなるはず。
夜遊びができるのもアラサ―のうち! と発想の転換をして、朝型生活を楽しく目指しましょう。
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