でも、最も苦手なニオイもじつは香水。とくに他人から漂う、服にしみついて悪臭と化した「元香水」。あれって、本人たちは気にならないのかしら。明らかに「香害」なんだけど!
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■服についた香水は、他人を不快にさせる悪臭に!
香水がうっかり服についてしまうこと、あるわよね。
洗えるものだったらいいけれど、デリケート素材の衣類だったらジャブジャブとは洗えないし、「香水だしいい香りだから、ま、いいか」とついそのままにしちゃう人、いるでしょ。
でも、服についた香水のニオイは、汗やほかのニオイと混じったり、酸化したりして不快臭になるから、放置していては絶対にダメ。
ということで、クリーニング&おうちドライ洗い以外で、アタシが応急処置としてやっている「香水のニオイを取る方法」を紹介するわね。
■蒸気でニオイ成分を「蒸し出す」
まずひとつ目は、スチームアイロンやお風呂の蒸気を利用して、ニオイを蒸し出しする方法よ。なぜこれが「ニオイ消し」に効果があるかというと――
1)蒸気の力により、ニオイ成分を熱と水圧で浮かせる
2)浮かしたニオイ成分と一緒に蒸気が揮発する
から。でも衣服によっては、スチームアイロンなどの熱でダメージを受けるものがあるから、アイロンがけがOKな服かどうかは必ずチェックするのよ。
■風でニオイ粒子を「吹き飛ばす」
ニオイの元って、実は粒子だって知ってた? 蒸し出し作戦も同じ原理だけど、今度はもっと手早くそのニオイ粒子を「吹き飛ばす」作戦ね。
陰干しして風を通すか、または一気にドライヤーの温風で粒子を飛ばすと、服に染みついたニオイは消えるはずよ。
■炭の力でニオイを「吸着」
木炭や活性炭などの「炭」が、消臭剤的な働きをすることは有名よね。それらと一緒に、ニオイが染みついた服を、収納ボックスかジップつき密封袋に入れてしばらく放置してみて。
そうすれば、炭が嫌なニオイ成分・粒子を吸着してくれるわ。もし、ニオイ分解・消臭機能がついた除湿器があったら、その側に服をかけて部屋干しておくのも効果ありよ。
どんなにセンスがいい服を着ていても、嫌な匂いがしたら誰も近づかないわ。これでもう、香害のまま街を歩くのは、やめてちょうだいね。
Fashion image via Shutterstock
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