塩美容の代表といえばソルトスクラブですが、自己流スクラブって肌を傷つけるリスクもあり、さじ加減がむずかしい!
「肌はなるべくこすらない」が主流の今、塩の粒ではなく、「塩水」の浸透圧を使って汚れを排出するお家エステを紹介します。
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■飽和食塩水エステって?
自然塩を溶かした高濃度の塩水をお肌につけ、「浸透圧」で汗といっしょに毛穴のなかの古い皮脂や老廃物を排出するというのが、飽和食塩水エステの仕組み。
この美容法のルーツは、『伯方の塩』創立者である、松本永光氏の「塩浴」で、今リバイバルの兆しが出ています。
外からの洗浄に頼りすぎると、汚れは落ちてもお肌に必要な潤いまで奪われるというジレンマに陥りがち。
皮膚の「排泄器官」としての機能をUPさせ、自力で毛穴のなかからキレイにするというのが、飽和食塩水エステのいいところなんです。
■エステ後は、ツルすべ爽快肌!
飽和食塩水エステの具体的な方法は以下。
【STEP1】約40℃で入浴
高温で一気に温まるのではなく、少しぬるめのお湯で体のなかからジワジワ温まることで、皮脂腺が活性化します。
このあいだ、桶のなかで自然塩をお湯に溶かし、飽和水溶液(約30%濃度)を作っておきます。
【STEP2】塗って10分放置
飽和食塩水をバシャバシャ浴びるように塗ります。浸透圧によって汗といっしょに毛穴から皮脂・老廃物を呼び出すんです。
おすすめ部位は、デコルテ・背中・耳の裏・ワキの下など汚れや皮脂が多い部分。
10分ほどで体から古い皮脂がどんどん出てきて肌がヌルヌル......、という体験をする人が多いです。
私の場合ヌルヌルはせず、ペタペタします。この時点で不快指数MAX。
【STEP3】再び入浴→冷水で引き締め
ペタペタ気持ち悪い......大丈夫か?と思いながらも再び入浴で温まり、最後に冷水シャワーで締めます。
すでに古い皮脂は追い出され、新鮮な皮脂がグングン出ている状態。冷水シャワーで新鮮な皮脂を肌の上に定着させます。
すると、先ほどのペタペタ感はどこへ?ってほどツルツル&すべすべ。内側からすっきり爽快気分になります。
■髪や顔への使用は?
頭・顔・体ぜんぶ塩水で洗っちゃうのが元祖塩浴。
しかし自然塩の水溶液はアルカリ性になることが多いので、私はカラーリングしている人は髪への使用を避けたほうがベターだと思います。
世界の美女3位に選ばれたアマンダ・サイフリッドは、塩を洗顔に取り入れています。
塩にはタンパク質分解作用もあるので、タンパク汚れである小鼻の黒ずみや毛穴のつまりにも効果的。
ボディは1日おき、顔は週1回ほどの頻度がオススメです。「飽和食塩水エステ」で、毛穴のなかの皮脂や老廃物を、自力でキレイにしてみませんか。
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