女性が社会に進出するようになったことで、晩婚化が進んでいると言われてきましたが、「なかなか結婚に踏み切らない男性」も増えているようです。
初婚年齢は、男性は30歳、女性は29歳と上がっています。今回は、その背景と結婚から遠ざかっている男性心理についてお話します。
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■結婚に対するネガティブイメージの拡散
近年、離婚の話題がメディアに取り上げられる機会が増え、離婚することが珍しいことでもなくなってきています。
また、「幸せな結婚生活」というプラスのイメージよりも「結婚は我慢だ、自由が奪われる」などといったマイナスイメージがフォーカスされることで、結婚へのイメージが低下していると言えるでしょう。
そして、合わなかったときには離婚すればいいという考えではなく、離婚の可能性をリスクとして捉え、安定志向のイマドキ彼氏はリスクがある道を選ぼうとはしません。
■変化を恐れて、次のステージに進めない
若い世代は、失敗することを極端に恐れ、より平和で安全な選択をする傾向にあると言えるでしょう。失敗することを恐れているため、変化を拒むのです。
ある程度安定した現状に満足し、さらに上を目指すことはしません。恋人関係から夫婦へと変化することに不安を感じ、精神的に大人になりきれていない、経済的に安定していないという自信のなさから新たなステージに進むことを躊躇してしまいます。
■兄妹が少ないから、結婚がイメージできない
SNSの発達によるコミュニケーションスキルの低下なども不安要素のひとつと考えられます。SNS上では、頻繁にやりとりすることができるのに、実際の対人関係は苦手で夫婦関係を維持する、子育てできる自信がないのです。
兄妹が多かった時代は、自分が子どものころから弟や妹の面倒をみるのて、将来の子育てをイメージしやすく、その点で不安を抱えることはありませんでした。
しかしいまでは、結婚はしても子どもは欲しくないという声も耳にします。
相手を変えることは自分を変えることよりも、何倍も難しいことです。彼の心の準備が整うまで気長に待つことが大事です。
互いに自由な時間を尊重する姿勢をアピールすることもひとつの手です。そして、ときには守ってあげたくなるようなか弱い一面を見せることがポイントと言えます。
頼ってみたり甘えて見たり、弱みを見せたりすることで「この子は俺がいないとだめだな」と男性の保護本能を刺激してみましょう。