だけど日焼け止めを塗っても、ムラになっていたり、使用量を守らないと、効果は半減してしまうんです。
しっかりと日焼け止めを塗る時間がとれないときは、UVカット効果のあるパウダーファンデーションを使うのがおすすめ。
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■日常紫外線なら、SPF20でも大丈夫
SPFは紫外線防御指数と言い、紫外線を浴びたときに皮膚に赤い斑点ができるまでの時間を何倍長くできるかということを表しています。
たとえば、赤い斑点が表れるまでに20分かかる人が、SPF20の日焼け止めを塗った場合、20×20=400分。
つまりSPFが20あれば、7時間弱紫外線をカットする効果が持続するというわけです。外で長時間紫外線を浴びるわけではないなら、日焼け止めの効果としては十分でしょう。
■日焼け止めの過信は禁物
上記に照らし合わせると、SPF50の日焼け止めを使っていれば、16時間の効果が期待できるということになります。
ですが、塗り忘れや塗りムラがあったり、汗で日焼け止めが流れれば、効果は減ります。
また、日焼け止めの効果を得るには、500円玉1枚くらいの量を塗る必要があるといわれていますが、実際にこの量を塗っている人は少ないようです。
このような理由からもわかるように、日焼け止めは使用量をしっかり守って、ムラなく均一に塗らないと効果が薄くなるんです。
■パウダーファンデの紫外線カット力は高い
急いでいるときや時間のないときは、日焼け止めをパパッと塗ってしまいがち。そうすると効果は期待できなくなってしまいますよね。
そんなときは、UV効果のあるパウダーファンデを塗るほうが、日焼け止めとしては効果的な可能性も。
パウダーファンデには、酸化チタンやタルクといった物質が含まれています。これは日焼け止めの紫外線散乱剤とおなじ働きをします。
また、パウダーファンデの顔料は肌への密着性が高いので、それだけでも紫外線のカット効果を期待できます。
じつは高いパウダーファンデの紫外線カット効果。
時間がなくて、日焼け止めとファンデーション、どちらかひとつしか塗れないというときは、パウダーファンデーションを選択するのもアリですよ。
(大森友美子)
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