しかし皮肉にも、髪のためにと思ってやったカラー直後の美容院トリートメントが、かえってカラーによる傷みを助長させてしまうのだとか。
一体どういうことでしょう?
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■薬剤が残ったままコーティング
カラーやパーマの際、美容師さんに別料金のトリートメント施術まで勧められて面倒くさいという経験は誰しもあると思います。
そんななか、ブログが反響を呼んでいるどS美容師さんをはじめ、一部の美容師や専門家のあいだで、むしろカラーやパーマ後のトリートメントはしないほうがいいと言われているんです。
『美容室bica』のオガワ氏のブログによると
カラーやパーマの髪に負担のかかる薬剤が髪の中に残ってるまま
トリートメントと称して表面をコーティング
直後はとても手触りよくて、カラー、パーマしたのに全然傷んでな~いって錯覚する
でも2週間もすればコーティングが取れて元に戻る
へたしたら悪化する
なぜか?
髪の内部に残った髪に負担のかかる成分がずっと内部に留まっていたずらし続けるから
表面はキレイに見えて中がどんどん傷んでいっちゃう(原文ママ)
とのこと。
カラー直後1週間は髪がアルカリに傾き、ダメージを蓄積しやすい不安定な時期。
一方で、美容院のトリートメント施術は毎日シャンプーしても2週間ほどツルツル感が続く強力なもの。このような皮膜で髪をガッツリ覆うことが裏目に出るという理屈は納得です。
■トリートメント、やるならリタッチ時
もちろん、薬剤や処理方法はお店によって違うので一概に悪とは言えませんが、よくわからない場合、全体カラーやパーマ後はそのまま帰るのが無難。
ホームケアで良質なアミノ酸系シャンプーやカラー用トリートメントを使い、優しくケアするくらいがオススメです。
美容院でのトリートメントが欠かせない人は、リタッチ(根元染め)時だけトリートメントしてもらえば髪を必要以上に傷めずに済みますよ。
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