せっかくなら、彼にピッタリなDVDを用意して、彼女力をアピールしたいところ! 今回はアメドラコラムニスト・伊藤ハルカさんが推薦するこの冬チェックしたい「彼のタイプ別」おすすめ海外ドラマを紹介します。
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■半沢直樹に憧れる彼には『ハウス・オブ・カード 野望の階段』
現在公開中の『ゴーン・ガール』でもメガホンを取った映画監督のデヴィット・フィンチャーと、ハリウッド俳優のケヴィン・スペイシーらが制作総指揮をしたのが『ハウス・オブ・カード 野望の階段』です。
このドラマは、ホワイトハウスを舞台に、裏切りと報復を描く社会派政治ドラマです。主人公・フランクの上に登りつめるために手段を選ばないしたたかさと、邪魔者には容赦しない残酷さ、3歩先を行く聡明さは、まさにアメリカ版の「半沢直樹」と言えるでしょう。
伊藤ハルカさんのここに注目!
フランクの妻・クレアにぜひ注目して。フランクがひるんだときには、「あなたはそれでいいの?」と夫を操り政治の世界に引き戻します。夫をたてているようで、じつは自分の野望へと必死なクレアこそ、真の戦略魔といえるでしょう。彼がビジネスの現場で活かせる戦略がたっぷり詰まっています!
■オシャレな彼には『SUITS/スーツ』
ニューヨークの大手エリート法律事務所が舞台の『SUITS/スーツ』は、若き敏腕弁護士・ハーヴィーと天才的な頭脳をもつワケありのアソシエイト・マイクがタッグを組み、一筋縄ではいかない訴訟を華麗に解決していくリーガルドラマです。
ハーヴィーはオーダーメイドのトム・フォードのスーツを着こなし、圧倒的な自信をみなぎらせている姿がセクシーなんです。一方のマイクは、ノーブランドのスーツに細身のネクタイを合わせたイマドキっぽさを出しつつ、徐々にバーバリーなどのスールにも挑戦していきます。
伊藤ハルカさんのここに注目!
前代未聞!? リーガルドラマなのに、法廷シーンがほとんど出てこないところが見どころです。法廷シーンに至るまでの準備段階に、ドラマがたっぷりつまっています。ハーヴィーを憎む弁護士や検事局からの隙をついた逆襲に天才マイクが抜け道を探し、場数を踏んでいるハーヴィーが最後にまとめる。タイプの違うイケメンビジネスパーソンふたりのチームワークにスカっとする作品です。
■ストレスが溜まって爆発手前の彼には『ブレイキング・バッド』
アメリカドラマ界のアカデミー賞であるエミー賞で主要部門を総ナメにした『ブレイキング・バッド』は、内気な化学教師のウォルターが余命わずかと宣告され、愛する家族のためにかつての教え子とドラックの精製を決意するというハチャメチャドラマ。
知性のみを武器に、「失うものは何もない」ウォルターが警察やギャングと対峙し、孤立無援の極限バトルを繰り広げるさまは必見です。
伊藤ハルカさんのここに注目!
本作はほかのドラマに類を見ない、「ぱっとしない登場人物」が売りの作品。イケメンや美女なんて出てきません。だって主人公は冴えないおじさんだし...。しかし、そこがいいのです。たとえばウォルターの息子は、脳性麻痺で足が不自由な設定なのですが、実際にその病気を患っている役者を起用しています。ニューメキシコ州アルバカーキという荒野に住む、中流家庭以下の家庭を非常にリアルに描いているのです。とにかくリアリティさに注目して!
伊藤ハルカさんいわく、いま第三次海外ドラマブームが到来しているそうです。キーワードとなっているのは、「戦略性」と「リアリティさ」、そして「映画クラスの脚本」なんだそう。
今回紹介した3作品は、どれもこのキーワードをカバーしている話題沸騰のドラマです。寒い日は、お家で彼のキャリアアップを楽しくサポートしながら、「頼りになる彼女」なろうかな!
Young couple image via Shutterstock