あなたは人の表情を見て、相手の感情を読み取ることができますか?

これ、簡単なようでじつはとっても難しいことですよね。相手がいやがっているのに全然わからずにしつこくしてしまったり、せっかく好意を持たれているのに鈍感で気付かなかったり。

しかし、どうやら「恐怖、驚き、嫌悪、怒り、悲しみ」の感情は、相手の顔の左側を見ればわかるのだそう。



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『必ず誰かに話したくなる心理学99題』(宝島社文庫)よると、アメリカの心理学者ハロルド・サッカイムは、幸福、恐怖、驚き、嫌悪、怒り、悲しみの表情をあらわしたX氏の顔写真を半分にし、右側だけの顔と、左側だけの顔を合成して、被験者たちに見せ、どのような印象を持ったか語ってもらう、という実験を実施。

その結果、「幸福の表情」以外の5つの表情(恐怖、驚き、嫌悪、怒り、悲しみの表情)は左側の顔に強くあらわれることがわかった、とのことです。ということは、ネガティブな感情を相手にさとられたくないときは左側の顔があまり見えないように座るといい、ということですね。

とは言いながら、個人的には、感情を隠すよりも、逆に左側もしっかり見せてオープンな付き合いをするほうが気が楽だな~、なんて思っちゃいます。あえて感情豊かな内面をさらけ出して、コミュニケーションを深めて、心の絆を強める、というのも素敵なのではないでしょうか?

ちなみに、幸福の表情だけは、右側の顔にあらわれやすいそうです。さて、皆さんはどう活用しますか?

photo by Thinkstock/Getty Images


(恋心カウンセラー/塩月美香子)

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