面倒を見る立場になったけれど、何を考えてるのか理解できない彼らにかける言葉が見つからない~! と悩める人は『今、なぜ部下はあなたに心を開かないのか? これからの時代のリーダー論』(サンクチュアリ出版)でコミュニケーションのきっかけを探してみてはいかがでしょうか。
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■だらだらと叱るより、しっかり褒めてあげる
「コミュニケーションが不得意なリーダーが、「叱る」、「注意する」などという高等技術に挑戦すると、ヤケドを負ってしまう。ここは、素直に褒めるべきである」
(本書より抜粋)
後輩のミスを叱るときに「コミュニケーションのチャンス!」とばかりに、あれやこれやと説くのは勘違い...ということ。
叱るときだけ話す上司→普段から恐いイメージがつく→だんだんキライになる→「あのクソ上司ッ!」となります。挙句の果てに、考えるだけで不愉快になり、会社に行きたくなくなる原因にも...。
「どうしてこんなミスがッ!?」と叱るついでにコミュニケーションをとろうとしても部下は聞く耳なんて持っていません。叱るのはほどほどにして、褒めるときはしっかり褒めるのがポイントです。
「どう褒めたらいいのかわからない!」というリーダーには、「いつもチームのことを考えてくれてありがとう」や「あの会議での発言よかったよ」など、褒め言葉のサンプルも本書に載っているので、参考にしてみては?
■直接言わない、間接的な「口コミ褒め」が効果◎
「たとえば、部下を褒めたいと思ったときに、わざと直接言わないという手法がある。「〇〇さんのこと、リーダーがよくやってるねって言ってたよ」と別の人間から間接的に伝える方法だ」
(本書より抜粋)
私の場合もクソ上司の話はほとんど聞く耳なんてありません。が、ただひとつ、褒め言葉だけはスッと心に入ってきます。
前に「さっきのお客さん、よく頑張ってるねって言ってたよ」と上司に言われたときは「自分を見ててくれたのかー!」と仕事の疲れが一気に抜けたことがありました。
第三者からの意見だと、上司や身近な人間に言われるより本当に、数倍うれしいんですよね。
お客さんやクライアントが後輩のことを褒めていたら、チャンスだと思って忘れずしっかり伝えてあげることが、後輩との距離をググッと縮めるきっかけになるそうですよ!
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