月から見ると、地球が太陽の光をさえぎるこの現象。この日、月は地球の影のなかを通過していきます。
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■赤黒い月が見える!?
見どころは、英語ではブラッドムーンと言われる、その赤黒い色。理由には地球の周りの大気が関係しています。
太陽光のなかでも散乱されにくい波長の長い赤い光は、弱められながらも大気を通過できること、また大気がレンズのような役割を果たしてこのかすかな赤い光が月面を照らすからだそうです。
皆既月食は、太陽・地球と月とのコンビネーションによる天体ショーなんです。
■幻想的な月を彼と見られる絶好の機会
「皆既月食」観測のポイント
日時:10月8日(水)
部分食の始め 18時14~5分
皆既食の始め 19時24~6分
食の最大 19時54~6分
皆既食の終わり 20時24~5分
部分食の終わり 21時34~7分
方向:東~南東
通常の月と同じくどこからでも同じように観測できますが、気になる人は東~南東の方角が開けている場所で。より正面で、迫力があります。
なお、肉眼でもじゅうぶん観えますが、双眼鏡や望遠鏡を使用するともっと迫力のあるブラッドムーンが楽しめます。
■ブラッドムーンの美しさを写真にそのまま写す
そんな幻想的な月の姿、ぜひカメラで収めたい! キレイに撮るためのポイントを押さえましょう。
・三脚やセルフタイマーを使う
手ブレは厳禁! 三脚ならブレのないくっきりした月を撮影できるほか、時間を置いて何枚か撮影すれば同じ位置からの月の変化が収められます。
・遠方にピントを合わせる
スマホでは風景や花火、夜景などのモードで。デジカメでは無限大モードがオススメです。
・露出を調整する
天体撮影は露出調整が難しいもの。今回は遠くの風景と一緒に撮影すると合いやすいそう!
ダメもとでストロボをたいてみるのも手です。
満月がさまざまな姿に変化する皆既月食。カップルで見上げれば、一生記憶に残る想い出になりそうですね。
今回は時間帯、観察できる長さ共にとっても好条件なので、ぜひお見逃しなく!
Beauty brunette image via Shutterstock
[皆既月食]