心理学者のBartholomew(バーソロミュー)とHorowitz(ホロビッツ)は、「愛着の傾向」という面から、恋愛のスタイルを「安定型」「とらわれ型」「回避型」「恐れ型」の4つのパターンに分類しています。
それぞれのパターンに、メリットとデメリットがあります。今年のあなたの恋愛パターンをここで振り返ってみましょう。
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1.安定型
恋愛を「幸せをもたらすもの」「信頼できるもの」「長く続くもの」とみなします。自分に自信があり、他者のことも善意あるものとみなします。対人関係に大きな不安はなく、親密な関係のなかで、他者から親しみを示されることに心地よさを感じます。
メリット:理想的な愛だと感じることができる。
デメリット:ときめきに欠ける。
2.とらわれ型
恋愛を「稀なもの」とみなし、恋の相手が、自分と関わることを望んではいないのではないか? と不安になります。
その一方で、過度に恋愛に依存しやすいという傾向もあります。自分自身の価値を低く考えがちで、対人関係の不安が強く、親密な関係が築けないと強いストレスを感じることがあります。
つい、いつも相手からの愛を確かめたくなってしまいます。彼の携帯を見てしまうのはこのタイプ。
メリット:情熱的な恋愛をしているように感じる。
デメリット:相手にうんざりされることがあります。
3.回避型
愛は「長期にわたって継続しないもの」で、「時間とともに次第に弱まっていくもの」であると考えます。また、愛は「自分にとってさほど必要ではない」とみなす人もいます。
また、他者をネガティブにみる傾向があり、自分の感情を他者に悟られることを嫌い、人と親密になることを回避しようとします。
恋愛には興味がないようにふるまってしまい、チャンスを逃してしまうことも。短期的に盛り上がり、さっと冷める、大人の恋を繰り返しているように見られがちです。
メリット:大人の恋を楽しめる。
デメリット:長続きしない。
4.恐れ型
相手から拒否されることを恐れて恋愛関係から遠ざかりやすい傾向です。恋愛関係になっても常に不安感があり、相手を信頼することができません。
自分の価値を高めたくて、望ましい他者に強く依存する傾向があると同時に、相手から見捨てられることをおそれて、親密になることに臆病になります。
また、恋人ができると、失いたくないあまりに、相手のいいなりになってしまうことがあります。相手を好きだからこその、けなげで切ない恋をしているように見られます。
メリット:切ない恋に盛り上がれる。
デメリット:相手が調子にのってしまう。
「とらわれ型」「回避型」「恐れ型」の恋愛を経験しながら人間的にも成長しつつ、最終的には「安定型」の恋ができることが、理想的なのかもしれませんね。
photo by Thinkstock/Getty Images
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