カイロをお腹や腰に貼って温めると、生理痛がやわらぎますよね。でもじつはもっと効果的な場所があります。カイロがひとつしかないとき、貼ると最も威力を発揮する場所、それは「仙骨」。
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仙骨ってどこにあるの?
仙骨は、お尻のわれめの始まりにある骨のちょっと上あたり。この部分の逆三角形の骨を言います。カイロは横長に貼ってくださいね。
骨盤の中央に位置し、腹部と比べて脂肪が少ないので子宮が効率よく温まります。また、サーモグラフィーによる実験で、背中の中央・腰・仙骨にカイロを貼って検証したところ、仙骨に貼った場合が最も体が温まったそうです。
仙骨を温めるメリット
・体温が上がって太りにくく
仙骨の下には、骨盤内蔵神経という副交感神経が通っているので、内蔵がよく温まります。ちなみに内臓が温まることで体温が1℃上がると、基礎代謝量は約12%もUPします。
・免疫力UPで婦人系疾患の予防に
仙骨の下を通る副交感神経は、卵巣・子宮・卵管・膀胱も支配しているため、仙骨を温めると栄養や酸素が行き渡り、免疫力UP。生理痛、生理不順や膀胱炎の予防にも。
・抗炎症ホルモンで美肌に
体全体の炎症をおさえる女性ホルモン「エストロゲン」の分泌が促されるので、肌あれに効きます。
昔からなにかと神聖視され、全身の波動を司るとも言われている仙骨は、とにかく冷やさないのが吉。普段私たちが漠然とカイロを貼っている「腰」のほんの少し下なので、腹巻きも仙骨までカバーできる幅広タイプのものを選ぶなど、意識してみてくださいね。
Mittens and leaves image via Shutterstock