寝るだけで痩せるって信じますか? たいへんな食事制限をして、おやつも我慢、時間があるときには運動も...。なんて頑張っている人は、「寝るだけで痩せるわけない!」と言いたくなるでしょう。私も正直「寝るだけはさすがに無理でしょ」って思っていました。
でも『はいて寝るだけ ふんわりくつしたダイエット』(日本文芸社)を読んで、もしかしてできるのかも...と思い直しました。その理由は「快眠で得られるホルモン」。今回は、寝るだけダイエットに重要なホルモンを3つご紹介しますね。
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1. 成長ホルモン
「成長ホルモンは、古くなった細胞や壊れた細胞を新しく修繕してくれる働きがあります。体の新陳代謝を活発にするので、寝ている間にカロリーをせっせと消費してくれる」
細胞を新しくしてくれるってことは、お肌のターンオーバーもよくなるということ。さらに、普通なら運動しないと消費してくれないカロリーまで消費してくれるなんて女子の力強い味方ですね。ただし、成長ホルモンは眠り始め3時間に分泌されるそうなので、そこでどれだけ熟睡できるのかが勝負どころでしょう。
2. コルチゾール
「睡眠中、体にたまっている脂肪を分解してエネルギーに変える働きがあります。(中略)午前3時ごろから明け方の6時に多く分泌され、起床後8時半ごろまで多めに分泌されます」
すごい! まさに、ダイエットホルモン! この時間は「ダイエットのために寝る」と考えるといいかもしれませんね。コルチゾールを働かせるために、次の日が休みでも夜更かしは遠慮したほうがよさそうです。夜更かしすると、お腹がすいて余分なモノも食べてしまいやすいので、二重の意味で太りやすくなりますよね。
3. レプチンとグレリン
レプチンというホルモンは食欲を抑えてくれ、グレリンというホルモンは食欲を増やすそうです。
「レプチンの分泌量が増えればグレリンは抑えられて食欲が抑えられ、逆にレプチンが減ればグレリンの働きが増して、食べたい気持ちが高まる」
このふたつのホルモンバランスを安定させるには、睡眠を十分にとることが大切なのだとか。レプチンだけたくさんでて、食欲なんてわかなければいいのに...と一瞬考えたのですが、拒食症と過食症が紙一重なのと同じで、バランス感覚が重要なんです。食べ過ぎないようにおいしく食事をとればストレスの発散にもなるので、多少は食欲がないと体を壊しかねないですよね。
いい眠りってこんなに多くのホルモンに影響を与えるんですね! このほかに、快眠のために重要なセロトニンのことも載っていて、痩せる睡眠に使えるふんわりくつしたがついています。
現代社会では劣眠の女子が増えているそう。本当の快眠を知るための豆知識が豊富に載っているこの本で、あなたも寝ている間に痩せホルモンを大量分泌させてみませんか? 我慢なしのダイエット、試してみないと損ですね。
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