日本では、離婚件数が増えるなか、未婚の母や事実婚、授かり婚など、ここ10年ほどで、ずいぶんとパートナーとの関わり方の選択肢が増えてきています。
私自身は、両親が夫婦というかたちをとり、家族という場で育ててもらえたことをとても感謝しています。生まれてくる子供たちのことを考えたら、法という約束で守られた、助け合いの最小単位として、「夫婦」や「家族」というかたちは、なかなかよいものなのではないでしょうか。
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■美人に離婚が多い!?
最近、美人に離婚が多いという話題をよく聞きます。心理学者ウォルスターらの研究によると、自分の身体的魅力に関係なく、恋人には身体的魅力を重視するという傾向が、男女ともにあることがわかっています。
美人であれば、恋人として理想的とされ、手放されないような気がするのですが、現実はそうとも限らないようです。
■人が親しくなる3つの発展段階
心理学者のマーステインは、人と人とが親しくなる発展段階を3段階で説明しました。
第1段階 刺激の段階。外見的魅力が大事です。
第2段階 価値の段階。お互いの考えが似ていることが大事です。
第3段階 役割の段階。補い合うために、お互いの違いも魅力となります。
出会い、関係を発展させるには、まずは外見的魅力が大事、そして関係が進んでいくにつれて、価値観が似ていることや、補い合える関係であることが大事になってくるのです。
■時間とともに重要なことが変わる
つまり、最初は外見だけでもいいけれど、関係が進むとその重要度は、割り合いとして下がっていき、内面の重要度が増していく、ということになりますね。
また、外見的魅力の刺激は強いので、内面的なことはよく知らずにつきあいだし、徐々にお互いがわかってきて「内面は合わない」と気づくということも多いのかもしれません。
長く続くステディな関係になるためには、内面の相性を早めに見極めていくことも大切ですね。
Sad child image via Shutterstock
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