「私が言っていることは間違っていないのに、なんで認めてくれないの?」「こうするのが常識でしょ!」などと腹を立てることはありませんか。自分が「しっかりしなきゃ」とがんばってきた人ほど、そんないらだちを感じることがあるかもしれませんね。
たとえ自分がどんなに正しかったとしても、正しさだけでは私たちは幸せにはなれないようです。それはなぜなのでしょう?
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■人間関係に「正しさ」が作る対立
「正しさ」という尺度で人を見ると、もれなく「正しくない」人を作ってしまいます。正しさという基準で、「私は正しい。あなたは正しくない」と勝者と敗者がはっきり分かれます。
相手の言い分がどんなに正しかったとしても、敗者になるのは気分がいいものではありません。
仮に、「私は正しい。だからあなたもこうしなさい」と正しさで言い負かすようなことがあると、相手との間に感情的なわだかまりが生まれ、人間関係がぎくしゃくすることがあります。「正しさ」を武器に相手を攻撃・否定していないかは、気をつけたいところです。
■なぜ正しさを武器にするの?
そもそも、なぜ正しさを武器にするのかという心理的な背景を探ると、「自分は間違っているかもしれないから、明確な根拠を持とう」とか、「自分の言うことなんて聞いてもらえないから、確実に聞いてもらえるような理由づけが必要」といった考えが隠れていることがあります。
「自分は間違っているかも」「自分はちっぽけ」「自分は弱い」といった誤解が心にあって、「正しさ」で武装しないと不安になっていないでしょうか。
■お互いの幸せを大切にする
人によって異なる価値観は、どちらかが正しくてどちらかが間違っているわけではありません。「私はこう思う。あなたはどう思う?」と相手の意見を聞いてみませんか。
自分と相手を対等に感じることができたら、「正しさ基準」から解放され、お互いの幸せを大事にできる関係になれるのではないでしょうか。
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正論は時として暴論よりも相手を怒らせるみたいな言葉をどこかで見たな・・・
論破厨は嫌い(KONAMI感)