会議室のドアの向こうはなんとなく誰か使っていそう、とか。家に帰ると物音がしなくてもなんとなく家族の誰かがいる、とか。
物音やニオイがないのに感じる「気配」の正体を科学的に説明した実験研究がありました。
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■「気配」は体のまわりにある電気の膜
東京大学生産技術研究所によれば、
「体が動く時は脳から筋肉に信号が送られて筋肉が動きます。この時弱い電気が発生して皮膚の表面にしみ出します。これが「準静電界」です。すべての生き物 は準静電界の膜で包まれています。(中略)この変化を離れた人が感じると気配になります」
(2010年8月22日発行「朝日中学生ウィークリー」掲載「体包む『電界』動くと変化して伝わる」より)
とありました。
「気配」の正体は活動することで体の周りに作られる電気。目には見えなくても誰かが存在してるあかしなんですね。
■気配を感じ取るセンサーは「体毛」
逆に、この気配を感じとるのは「体毛」なんだとか。
2013年5月21日放送「人体の謎を解き明かせ! 特命調査機関ゴンゾウ」 (日本テレビ)という番組では、電界の変化を感じると皮膚の体毛が動いて、毛根の下の細胞が皮膚感覚として感知するんだそう。(北海道大学 大学院情報科学研究科 解説)
ちなみに、気配を感じるセンサーは体毛の密度が高い人は感じやすく、普段静電気が多い場所によくいる人は感度が低いのだそうです。
■誰もいないのに気配を感じるナゾ
でも、誰もいないはずなのに人の気配を感じることもありますよね〜(笑)その理由のひとつは以下のことが関係するかもそれません。
「準静電界に包まれた人が部屋を歩きまわり、いすや壁にふれるとその人が立ち去っても電気がしばらく残る(残留電気)ことがあります。その後にその部屋にはいると残留電気を『気配』として感じることがあります」
生き物が活動すると体の周りに弱い電気が発生して、その電気を他の誰かが肌で感じると「気配」となる。その気配の持ち主が去っても、気配だけが残されてそれを感じることができるというわけです。
うーん、とても興味深い! でも、やはり、誰も出入りしてないはずの場所で気配を感じることもありますよ...ね?
Housewife image via Shutterstock
コメント
気配ってやっぱり幻覚とかそういう類じゃなくて本当にあったんだな!
>この時弱い電気が発生して皮膚の表面にしみ出します。
まじでっ!?(AA略)
じゃあ頑張れば超電磁砲みたいに体外に電気を放電することも可能か
確かに静電気は感じ取れるけど、おそらく臭いの方が原因としては強いと思う。
感覚ってのはそれ自体を知覚できるとは限らんし、臭気の方が残りやすいからな。
>86
むしろAIM拡散力場
(ID:13331851)
そんな超感覚感じたことないんだけど…普通あるの?
感じやすい人と感じにくい人がいるってのと関係あるのかな